【柳沢慎吾のひとり甲子園“再現動画”】06年駒苫―早実はコンバット対決だった

[ 2018年7月17日 09:00 ]

高校野球について熱く語る柳沢慎吾(撮影:会津 智海)
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 血湧き肉躍る――。100回の歴史的節目を迎える夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)は数々の名勝負を生んできましたが、そこには必ず一投一打に沸き、全力で応援する人たちの姿がありました。熱烈な高校野球ファンで知られる俳優、柳沢慎吾(56)が甲子園の伝説を全国各地の「応援」で掘り下げる新連載「柳沢慎吾のひとり甲子園〜アルプス席の熱闘」(平日掲載)。慎吾ちゃん演じる抱腹絶倒の“再現動画”と併せてお読みください。

 甲子園のアルプススタンドに行ったことあるかい?ブラスバンドのド迫力の演奏に、全力で選手たちを応援し一投一打に沸く熱気と興奮。血湧き肉躍るとは「これなんだ!」と実感する。

 実際、数々の名勝負には、選手たちを鼓舞した応援の存在が必ずあった。駒大苫小牧(南北海道)が夏3連覇を狙って早実(西東京)と激突した2006年の決勝戦。37年ぶりの決勝引き分け再試合になった伝説の一戦には、応援での“コンバット対決”があった。

 駒苫の好機で鳴り響いたのが名物応援「駒苫チャンステーマ」(※動画参照)。駒大野球部の「駒大コンバット」を同校の吹奏楽部がアレンジしたもの。駒苫の吹奏楽部は道内で知らない人はいないと言われるほどの実力校。他校の監督から「野球以外も強すぎる」と言われちゃうくらいだからね。

 コンバット対決となれば、早実は負けらんない。なんてったって元祖、伝統の「コンバットマーチ」があるからね。再試合までいった熱戦同様、応援対決も両校一歩も引かなかった。

 この時、ボクはちょうどドラマの撮影中で。現場で監督に「どうにか見せてほしい」と頼み込んで。ボクも一歩も引かなかった(笑い)。最後にマー君(田中将大)が佑ちゃん(斎藤佑樹)の外角高めのストレートを空振り三振した時。マー君が苦笑いして舌をペロッと出したのよ。あの表情たまらないよね!(※動画参照)

 駒苫といえば、もう一つ忘れちゃいけないのがNo・1ポーズ。今じゃ甲子園優勝校の定番だけど、自分が見てきた限りでは駒苫が04年の初優勝時にマウンド上でやってからだと思うよ。

 応援曲には全国のご当地モノもあって。北海道代表は「北の国から」のテーマを使ったり、海を渡った青森県には青森山田の「ねぶた節」、弘前学院聖愛の「リンゴの唄」があったり。隣の秋田県はほとんどの高校が「タイガー・ラグ」という応援曲を使っている。これもカッコいいね。

 駒苫―早実以前に史上初の決勝再試合となったのが、伝説の三沢(青森)―松山商(愛媛)。この前、三沢のエースだった太田幸司さんにテレビ収録で会ったのよ!「ウソだろ、目の前にいるよ」って興奮したね(※動画参照)。あの時、アルプススタンドで応援していた両校メンバーは50年近くたったいまも交流を続けているんだ。甲子園がつなぐ絆は選手たちだけじゃないんだよね。(俳優)

 ▼駒苫―早実(06年決勝) 延長15回1―1、再試合3―4。斎藤佑のハンカチ王子旋風が巻き起こった大会。

 ▼三沢―松山商(69年決勝) 延長18回0―0、再試合2―4。甘いマスクの太田人気過熱。甲子園初のアイドル。

 ◆柳沢 慎吾(やなぎさわ・しんご)1962年(昭37)3月6日生まれ、神奈川県出身の56歳。83年TBSドラマ「ふぞろいの林檎たち」で脚光を浴び、現在BSジャパン「極道めし」(土曜後9・00)出演中。決めゼリフは「あばよ!」「いい夢見ろよ」。

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