「半分、青い。」斎藤工 劇中映画「追憶のかたつむり」撮影!異例の試み 野望は独立作品で映画祭参加

[ 2018年7月5日 08:15 ]

連続テレビ小説「半分、青い。」で映画監督役を演じ、劇中映画の撮影に実際に携わる異例の試みにチャレンジした斎藤工(C)NHK
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 映画監督の顔も持つ俳優の斎藤工(36)がNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の「人生・怒涛編」にレギュラー出演。映画監督役を演じるが、劇中映画の撮影に実際に携わる異例の試みにチャレンジしたことが5日、分かった。「独立した作品として、いろいろな映画祭に持っていきたいという野望もあります」と意欲を示している。

 「人生・怒涛編」はこの日スタート。1999年秋、漫画家をやめ、師匠・秋風(豊川悦司)の元を去ったヒロイン・鈴愛(永野芽郁)は東京にある「100円ショップ大納言」でアルバイトを開始。強面の店長の田辺(嶋田久作)と店番をしながら、質素な生活を送っていた。

 斎藤が演じるのは、芸術家肌の映画監督・元住吉(もとすみよし)祥平。鈴愛が出会うユルいようで必死な、哀愁あふれる魅惑の“だめんず”たちの1人。4年前に「追憶のかたつむり」という作品が海外の映画賞(第48回コート・ダジュール国際映画祭・その視点部門グランプリ)に輝いた。しかし、その後、不況のあおりもあり、一向に新作が撮れず「クールフラット」という事務所を細々と運営。2年前に突然、事務所に転がり込んできた森山涼次(間宮祥太朗)を弟のようにかわいがっている。

 斎藤は、長編初監督作「blank13」が昨年2月に公開された。13年前に突然、失踪した父(リリー・フランキー)の所在が分かったが、余命3カ月。母(神野三鈴)と兄(斎藤)は見舞いを拒否したが、コウジ(高橋一生)は入院先を訪れる…という家族の物語。父の真実が明らかになる葬儀のシーンは、本来はシリアスな場面ながら笑いの連続となる異色作。第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門の最優秀新人監督賞に輝くなど、国内外14カ国18映画祭に出品され、全6冠と新風を巻き起こした。

 斎藤は今回、劇中映画「追憶のかたつむり」について台本に書かれている「ピーター・グリーナウェイ(英映画監督)に影響を受けている」などの断片的な情報を基に、自ら簡単なプロットを作成。まずは脚本を手掛ける北川悦吏子氏(56)に「僕なりの解釈ですが『追憶のかたつむり』のプロットを勝手に作ってしまいました」と報告し、北川氏と番組プロデューサーに送付。すると、番組プロデューサーから「『追憶のかたつむり』を撮ってみますか?」と打診され「その言葉を待っていたんです」と笑って振り返った。

 フジテレビ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(14年7月クール)で高校の生物教師を演じて以来、生物に魅了され、今回は「カタツムリの速度感や背中に背負っている渦は、円と線でできているものじゃないかと。その円と線の意味を僕なり追求しました」。カタツムリのパートと人間のパートから構成され、カタツムリの部分をNHKのスタジオや機材を借り、NHKのスタッフも稼働して1日で撮影した。

 約10分のモノクロ映像。「実はパート2も撮影済みです。人間のパートは両方撮っていないんですが、イメージはあります。『追憶のかたつむり』はいつか完成させたいと個人的には思っていて、独立した作品として、いろいろな映画祭に持っていきたいという野望もあります」と劇中映画の枠を超えた構想も披露。朝ドラから1本の映画が生まれるのか、注目される。

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