W杯日本代表 未明の生中継 平均視聴率30・8% 瞬間最高42・6%

[ 2018年7月4日 05:30 ]

高視聴率だったW杯決勝トーナメント1回戦日本―ベルギー(撮影 ・西海健太郎)
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 NHKが3日未明に生中継したサッカーW杯決勝トーナメント1回戦・日本―ベルギー戦の平均視聴率は30・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。瞬間最高は同4時51分の42・6%。後半アディショナルタイムに日本がベルギーに決勝ゴールを決められた場面だった。また、占拠率(シェア)は87・8%に及んだ。

 試合は日本時間午前3時にキックオフ。視聴率は後半開始直前から常時30%を超え、日本の2点目が入った午前4時7分以降、急増。同点に追いつかれた同29分以降も高い水準で右肩上がりを続けた。目が離せない試合展開に、多くの視聴者がくぎ付けになったことをうかがわせた。

 これまでW杯の日本戦が午前3時以降に試合開始し、高視聴率を記録したのは06年ドイツ大会と10年南アフリカ大会。ドイツ大会の日本―ブラジル戦(4時試合開始、NHK)が平均22・8%、南アフリカ大会の日本―デンマーク戦(3時30分、日本テレビ)が同30・5%だった。

 NHKはこの一戦の実況を、当初発表していた小宮山晃義アナ(34)から鳥海貴樹アナ(49)に異例の変更。エースアナの起用で“必勝態勢”を敷いていた。

 《日本戦へ仮眠?ブラジル戦低調》日本―ベルギー戦に先立って午後11時に試合が始まったブラジル―メキシコ戦もNHKが放送し、平均視聴率9・5%。同じ時間帯に放送された先月30日のフランス―アルゼンチン戦(TBS)の同18・0%、1日のスペイン―ロシア戦(同)の同12・1%と比較すると、低調だった。テレビ局関係者は「午前3時からの日本戦に備えて仮眠を取っていた人が多かったのでは」と推測した。

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2018年7月4日のニュース