工藤静香「セーラー服…」10年以上ぶりに“強制歌唱” 原点回帰のステージ

[ 2018年6月25日 08:38 ]

自身初のアコースティックライブツアーをスタートさせた工藤静香
Photo By 提供写真

 歌手の工藤静香(48)が24日、全国ツアーの東京公演を東京・品川のクラブeXで行った。次女の光希(みつき、15)が先月28日にモデルデビュー後、初のライブツアー。自身のルーツとなる“セーラー服ソング”を2曲歌うなど、原点回帰のステージとなった。

 「冒頭の歌詞が凄い好きでオーディションの歌に選びました。芸能界に入るきっかけになった歌です」

 ライブ中盤、薬師丸ひろ子(54)のヒット曲「セーラー服と機関銃」をカバーした。♪さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢(あ)うまでの 遠い約束…。歌詞をかみしめるように歌いだした。1984年、光希と同年代だった中学2年の時に「ミス・セブンティーンコンテスト」で自ら選んで歌った思い出の歌だ。

 84年の同コンテストは数多くのスターを輩出した。「みんな凄いキレイなドレスを着ていたのに赤いタンクトップに白い短パン。私だけ場違いな感じでした」と、懐かしそうに振り返った。

 サプライズもあった。「今日はおニャン子クラブの曲はやらないのですが」と言うと、突然流れたイントロが「セーラー服を脱がさないで」。慌てて「ちょっと待ってー」と止めようとしたが、大歓声に押されてそのまま披露。関係者が「(同曲を歌ったのは)10年以上前ではないか」というほど久しぶりだったが、85年当時と変わらない振り付けも交え、観客400人は大興奮だった。

 ソロデビュー30周年を記念した9カ所10公演のライブツアー。演奏はピアノ伴奏だけという自身初のアコースティック編成。光希がモデルに挑戦したタイミングで、負けじと新境地を切り開く公演だった。

 ◇84年ミス・セブンティーンコンテスト グランプリはタレント網浜直子(49)と、松本典子(50)の2人。国生さゆり(51)、渡辺満里奈(47)もコンテストを機にスカウトされ、特別賞の工藤静香を加えた3人が後に「おニャン子クラブ」として活動する。歌唱賞の渡辺美里(51)も翌年歌手デビュー。史上最多の18万人の応募があった年で「C.C.ガールズ」藤原理恵(48)、清原和博氏の元夫人でモデル亜希(49)らも出場。

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2018年6月25日のニュース