天草四郎役の溝端淳平 ジュリーとの比較は「僕なんかがおこがましい」

[ 2018年6月19日 14:14 ]

舞台「魔界転生」製作発表会見に出席した溝端淳平
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 日本テレビ開局65年記念舞台「魔界転生」の製作発表会見が19日、都内で行われ、主演の上川隆也(53)をはじめ、溝端淳平(29)、高岡早紀(45)、浅野ゆう子(57)、松平健(64)らが登壇した。

 山田風太郎原作でこれまで映画、舞台で製作されてきた人気作を、ドラマや映画のヒットメーカー堤幸彦氏(62)が演出、演劇界の重鎮マキノノゾミ氏(58)が脚本を務め、舞台化する。2人のコンビは2014年の舞台「真田十勇士」以来。堤氏は「今できる舞台技術の最高峰を結集して、やったことないことに挑戦しようと、かなり大胆な舞台になると思う。俳優の皆さん、大変です。本当に大変です」とニヤリ。「俳優の皆さんが持てる身体の限界まで、年齢関係なく、チャレンジしていただく」と俳優陣にプレッシャーを掛けた。そんな言葉に、主演で柳生十兵衛を演じる上川は「いい加減にしてくれ」と苦笑。それでも「むちゃくちゃしないと『魔界転生』はできない。ある種、覚悟して受けた仕事。むちゃくちゃしてやろうと思う」と気合を入れた。

 天草四郎を演じる溝端は「(監督から)『大変だから』『飛ぶよ』と(言われた)。今は不安と期待が両方ですが、宙吊りにされようが、地べたをはいずり回ろうが精いっぱい舞台ができるよう、精進したい」と意気込んだ。

 天草四郎は大ヒットした深作欣二監督の映画版(1981年)で、沢田研二(69)が演じた役どころ。溝端は「やっぱり沢田研二さんの印象がとても強いと思う」と自ら沢田の名前を挙げ、「誰かに言われるより、自分で言ったほうが少しは肩の荷が下りるかな」と照れ笑いを浮かべつつ、「尊敬しつつ、真似できるところは真似させていただいて、自分のオリジナルを作っていきたい」。それでも、沢田と比較されることには「非常に恐縮ですし、僕なんかがおこがましい。ありがたいことですけど、プレッシャーに負けないように頑張りたい」と恐縮しきりだった。

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