有働アナ「ZERO」からのスタート 男性キャスターは報道記者の青山和弘氏で調整中

[ 2018年6月7日 05:30 ]

「NEWS ZERO」の現メーンキャスターの村尾信尚氏と、10月からメーンキャスターに就任する有働由美子アナ
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 3月にNHKを退局した有働由美子アナウンサー(49)が10月から日本テレビ「NEWS ZERO」(月〜木曜後11・00、金曜後11・30)のメインキャスターに就任すると6日、同局が発表した。番組開始当初から12年間メインを務めた村尾信尚キャスター(62)は9月いっぱいで卒業する。有働アナは「大変ありがたいお話をいただき、身の引き締まる思いです」とコメントした。

 日テレはNHK退局前から、爽やかさと安定感を併せ持ち、国民的人気がある有働アナに強い関心を抱いていた。昨年、局内で将来的に「ZERO」にふさわしいキャスターとして名前が挙がっていたという。この時はNHK在局中だったため実現は難しいと思われたが、今春のフリー転身で改めてオファーした。

 関係者によると、有働アナ自身も「ZERO」に以前から関心を持っていたという。「有働さんは分かりやすい報道と、カルチャーも含めた幅広い番組構成に好感を持っていたようだ。いわば相思相愛の形でキャスター就任が決まった」と話す。

 男性キャスターは報道記者の青山和弘氏で調整中。かつて「ZERO」のデスクを担当し、「情報ライブ ミヤネ屋」などで見せる分かりやすい語り口には定評がある。ユーモアもあり、有働アナとの掛け合いも期待される。

 この日、都内の自宅から外出する際に記者から「おめでとうございます」と声を掛けられた有働アナは「ありがとうございます」と返答。「今後は取材もしていきますか」との問い掛けには答えず、「お疲れさまです」とだけ話すと、足早に迎えの車に乗り込んだ。

 ジャーナリストとして、より現場に近い仕事を志す有働アナ。報道の最激戦区である夜の番組でのメインキャスター就任は、まさに希望がかなった形だ。

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2018年6月7日のニュース