畑中葉子 ソロで「カナダからの手紙」平尾昌晃さんトリビュート盤で40年ぶり録音

[ 2018年5月29日 05:30 ]

「カナダからの手紙」のレコードジャケット
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 作曲家の故平尾昌晃さん(享年79)の名曲を、歌手畑中葉子(59)がカバーするトリビュート盤「ラブ・レター・フロム・ヨーコ」が7月11日に発売される。平尾さんへの感謝と自身のデビュー40周年の記念を込めたもので、思い入れのある9曲を選んだ。平尾さんと畑中がデュエットして1978年に大ヒットした「カナダからの手紙」は、平尾さんのパートも含め、畑中が1人で歌い、収録した。

 「カナダ…」は畑中のデビュー曲。40年ぶりのレコーディングに「当時の情景が事細かに思い出されました」としみじみ。「ご飯が喉を通らなくなりました」と緊張して臨んだが、あのころと変わらない甘く優しい声で♪ラブ・レター・フロム・カナダ――と歌い上げた。

 歌手の原点は平尾さんの歌謡教室に通ったこと。「カナダ…」を1人で歌うことを決めたのは、恩師の作った曲への思いだった。「平尾先生と畑中葉子でしか成り立たないと思っています。平尾先生以外の方とイベントなどで歌うことはできても、レコーディングとしては、ほかの方とのカナダからの手紙は残したくない」と語る。

 やはりデュエット曲を1人で歌うのは難しいと感じたそうだが「バンドメンバーの音に支えられ、素晴らしい仕上がりになっております」と自信作に仕上がった。「平尾先生にもお聴きいただきたかった」と思いをかみしめるかのように語った。

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