二宮和也主演「ブラックペアン」に最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチ」が登場!ドラマ史上初

[ 2018年5月11日 06:00 ]

日曜劇場「ブラックペアン」でドラマ史上初登場する最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチ」(劇中名称はダーウィン)を操る渡海(二宮和也)(C)TBS
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 嵐の二宮和也(34)が主演を務め、ダークヒーローぶりが話題を呼ぶTBS日曜劇場「ブラックペアン」(日曜後9・00)の第5話(20日放送)から、最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチ」(ダビンチ・サージカルシステム)がドラマ史上初登場する。

 「ダビンチ」は、高精度な3D内視鏡を備え、超精密な手術を行う内視鏡下手術支援ロボット。大きな切開をせずに小さな穴から手術を行うため、患者の負担が小さいというメリットがある。今年4月から保険適用範囲も広がったため、今後、多くの患者を救うと期待される。名前は芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチにちなむ。

 今回は、心臓ダビンチ手術のパイオニア「ニューハート・ワタナベ国際病院」(東京都杉並区)の協力により、特別にダビンチを借り、ロケを敢行した。撮影のためにダビンチを借りる非常に難しいが、ドラマ作りへの真摯な姿勢、出演者やスタッフの入念な準備などが病院側に評価されたという。ダビンチは劇中、「ダーウィン」という名称になっている。

 開発元の日本法人インテュイティブサージカル合同会社の公式サイトによると、2014年6月30日現在、約3100台のダビンチが全世界の病院に設置されている。内訳は、米国2153台、欧州499台、アジア322台。

 原作は、医師で作家の海堂尊氏の小説「新装版ブラックペアン1988」(講談社文庫)。シリーズ累計150万部を超え、映画化・ドラマ化もされた「チーム・バチスタの栄光」の原点となる人気作。嫉妬渦巻く大学病院を舞台に、医学の限界や大きな権力に立ち向かう男たちの生き様を熱く描く。二宮は傲慢な性格と言動で「オペ室の悪魔」と呼ばれ、ヒラ医局員だが、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎を熱演。タイトルの「ブラックペアン」とは真っ黒なペアン(止血用鉗子)を指す。

 ドラマ序盤のテーマは「最新医療VS外科医の手技」。渡海がいる東城大学医学部付属病院総合外科学教室(通称・佐伯外科)に赴任した東の名門・帝華大学病院出身の新任エリート講師・高階権太(小泉孝太郎)は「外科医の腕を全く必要としない」と豪語して手術用最新医療機器「スナイプ」を持ち込んだ(番組公式サイトによると、スナイプ(のような治療器具)に関して言うと、まだ日本では行われておりませんし、世界でもまだ臨床試験レベルです=医療監修・イムス東京葛飾総合病院心臓血管外科医長・山岸俊介氏)。

 今度は、最先端の手術支援ロボット「ダーウィン」をめぐるストーリーが展開。帝華大付属病院・西崎啓介教授(市川猿之助)が推奨するダーウィンを支援する厚生労働省の医務技監・富沢雅之を、フリーアナウンサーの福澤朗(54)が演じる。フリー転身後、民放連続ドラマ初出演。また、ダーウィン手術を専門としている帝華大付属病院の外科医・松岡仁を演劇ユニット「TEAM NACS」の音尾琢真(42)が演じる。

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