大谷 視聴率でも安定感…TV局からも“信頼”「番組的には失敗しない」

[ 2018年5月9日 09:10 ]

試合後、笑顔でインタビューに答える大谷
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 最近、テレビ関係者からこんな言葉を聞く。

 「オオタニサンハ、テッパンデス」

 どういうことかというと情報番組で、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平の活躍を伝えるニュースが、安定した視聴率を見込める手堅い存在になっているという。

 民放の番組関係者は「主に30代以上の視聴者が弟や息子、孫の活躍を見守っているような感覚で見ているようです。大谷さんの映像、関連する話題を流していると番組的には失敗しない。安心なんです」と話している。

 米国では大谷について、活躍できないと開幕前に予想した記者やファンが多かったため、二刀流を見事にやり遂げている現在の姿に「オオタニサン、ゴメンナサイ」との謝罪の声が多数上がったことで話題となっていた。そして今、米国のエンゼルスファンのみならず、日本のテレビ局でも安定感に全幅の信頼が寄せられている。

 テレビ関係者の中には「活躍が当たり前になると視聴率が取れなくなるかもしれない」という心配もあるというが「やはり世界最高の舞台で日本人が活躍しているといううれしいニュースへの関心はなかなか薄れない」という見方が強い。

 大谷の活躍でチームも好調、観客動員数も増えている。日本のテレビ局にも視聴率で貢献しており、日本でも米国でも「オオタニサン、アリガトウ」の声はしばらくやみそうにない。(記者コラム)

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2018年5月9日のニュース