18年ぶり 宝塚雪組「凱旋門」の前夜祭 轟悠 同じ役で再演が話題に

[ 2018年5月7日 21:47 ]

 宝塚歌劇団で18年ぶりに再演される雪組ミュージカル「凱旋門」の前夜祭が7日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。

 当時、雪組トップスターで主演した専科スター轟悠が、今回も同じ役で再演することでも話題。この日は相手役だった元雪組トップ娘役の月影瞳、準主役だった元星組トップの香寿たつきがゲスト出演し、現役トップの望海風斗(のぞみ・ふうと)、トップ娘役の真彩希帆(まあや・きほ)らと“競演”した。

 宝塚ではキスシーンも男役が手で隠したり、客席に背を向けて披露するのが鉄則だが同作では当時、手で隠さずギリギリの角度で見せるキスシーンも話題になった。香寿が「ホントに(キス)しちゃったことないんですか?」と直球で質問をぶつけると、轟は「ないよ!」と即答。ところが、月影が「(唇が)当たりました。私はハッキリ覚えております」と、まさかの暴露で客席の笑いを誘った。

 同作は第2次世界大戦直前のパリを舞台に各国から不安を抱えながら亡命してきた若者の姿を描き、1948年にはイングリッド・バーグマン、シャルル・ボワイエ主演で映画化もされた名作。轟は「今の雪組に私が逆に支えてもらって再演に挑ませてもらっています」と話せば、望海は「今日の前夜祭で、これまでのお稽古以上の発見がありました。この感覚を大切にやっていきたい」と、刺激を受けたようだった。

 公演は宝塚大劇場で6月8日〜7月9日、東京宝塚劇場では7月27日〜9月2日まで。

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2018年5月7日のニュース