「ブラックペアン」小泉孝太郎 二宮和也とドラマ初共演「深海のような人」予想外の演技にゾワッ

[ 2018年4月22日 15:30 ]

小泉孝太郎インタビュー(中)

日曜劇場「ブラックペアン」の主演を務める二宮和也。ドラマ初共演の小泉孝太郎も絶賛(C)TBS
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 俳優の小泉孝太郎(39)がTBS日曜劇場「ブラックペアン」(22日スタート、日曜後9・00)にレギュラー出演。「嵐」の二宮和也(34)扮する主人公の天才外科医と対立する新任エリート講師を演じる。同局の看板枠・日曜劇場は、自身初のヒール役が反響を呼んだ2015年10月期「下町ロケット」以来の登場。ドラマ初共演となった二宮の魅力や凄みを明かした。

 原作は医師で作家の海堂尊氏の小説「新装版ブラックペアン1988」(講談社文庫)。シリーズ累計150万部を超え、映画化・ドラマ化もされた「チーム・バチスタの栄光」の原点となる人気作。嫉妬渦巻く大学病院を舞台に、医学の限界や大きな権力に立ち向かう男たちの生き様を熱く描く。タイトルの「ブラックペアン」とは真っ黒なペアン(止血用鉗子)を指す。脚本はTBS「小さな巨人」などの丑尾健太郎氏。演出は「下町ロケット」「陸王」や映画「祈りの幕が下りる時」などの福澤克雄氏を筆頭に、田中健太氏、渡瀬暁彦の3人が務める。

 小泉が演じるのは、ヒラ医局員だが手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎(二宮)と敵対する新任エリート講師・高階権太役。東の名門・帝華大学病院出身で、マサチューセッツ医科大学に留学していたという華麗な経歴の持ち主。渡海のいる東城大学医学部付属病院総合外科学教室(通称・佐伯外科)に招かれると、手術用最新医療器具・スナイプを「外科医の腕を全く必要としない」と豪語して持ち込み、医療業界も巻き込む騒動の火ぶたを切る。高階は医療の歴史を変える存在となるのか。

 二宮とバラエティー番組で共演した際の印象は「国民的スーパーアイドルなのに、壁をつくらず自然体。それは凄いなと思っていました」。一緒に芝居をしたのは今回が初となり「現場にいる時の二宮君って、現場を漂って、散歩しているような独特な人。つかめそうで、つかめない。そこに彼の色気を感じるような魅力があります。深海のような人ですね。水深がどのくらいあるのか、底が見えない。そんな魅力があります」と表現した。

 第1話から、せめぎ合う渡海(二宮)と高階(小泉)。終盤、クールな渡海が激高する場面がある。「もっと冷たく言い放つとか、低いトーンで来ると思っていたので、二宮君があんなに声を張り上げて、僕もビックリしました。福澤監督もテストの時に一瞬、止まりましたからね。『そんな表現がありますか。いいですね〜』と。第1話でセリフがある二宮君とのやり取りの中では、そこが一番ゾワッとしましたね。渡海の熱い一面も成立させてしまう二宮君の凄さを感じました」と撮影秘話を明かし、絶賛した。

 ドラマ序盤は高階が苦しむ場面があるというが、小泉は「このままでは終わらないと思います」と逆襲を予告。二宮との“演技バトル”も一層、熱を帯びそうだ。

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2018年4月22日のニュース