元世界王者・山中氏 引退会見後初TV収録 武井壮の涙腺KO

[ 2018年4月12日 05:30 ]

MBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」の収録で山中慎介氏(右)の寸止めパンチをもらい、アゴをおさえる武井壮
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 プロボクシング元世界王者の山中慎介氏(35)が18日放送のMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)で3月26日の引退会見後、初めてのテレビ収録に臨んだ。同月1日のルイス・ネリ(メキシコ)との対戦を振り返る山中氏にMCを務めるタレントの武井壮(44)が涙腺をKOされた。

 「涙ぐみながら…はあるけれど、あんなに泣きながらしゃべったのは初めて」。大阪市内の同局で行われた収録後、照れ笑いした武井。初戦はドーピング疑惑、再戦は体重超過…山中氏の最後の対戦相手となったネリの失態に、元来思い入れの強い競技でもあり、本人以上の憤りを抱いてきたのが理由だった。

 試合直後は「スポーツ見て、あんなにやるせない気分になったこと、人生で初めてくらい切ないわ」とツイート。収録でも「(山中氏は)ルールの中で戦うボクシングでは一度も負けてない。汚れてない」と力説した。昨年8月にネリに敗れるまで27勝(19KO)2分け。ネリに敗れた以外は無敗という論理だ。

 一方、山中氏は元世界王者・長谷川穂積氏(37)も見つめる前で再戦を振り返り、「一日一日の練習を大事にしている自分がいた。勝ちだけはついてこなかったが、自分には勝てた」と吹っ切れたように語った。また、今後もジム通いを続けるとし、「神の左」と呼ばれたサウスポーを右構えに変えて練習する意向を笑顔で明かしていた。

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2018年4月12日のニュース