藤井六段 高校生棋士初の対局は白星発進 古森四段に145手で勝利

[ 2018年4月5日 20:16 ]

高校生棋士初対局に臨んだ藤井聡太六段
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 将棋の最年少棋士、藤井聡太六段(15)が5日、大阪市内の関西将棋会館で行われた棋王戦予選トーナメントで古森悠太四段(22)に145手で勝利。高校生棋士として初対局となった新年度初戦を白星で飾った。

 史上最多29連勝、名人撃破、記録部門“4冠王”…。数々の偉業で一世風びした“中学生棋士”の肩書きがとれた区切りの一戦。進学した名古屋大学教育学部付属高校での生活が正式に始まる入学式を7日に控えていることもあり、藤井は散髪し、さっぱりした顔つきで姿を見せた。

 戦型は角交換型振り飛車で、互いに守りを固める持久戦となり、最後は寄せきった。連勝が止まった先月28日の昨年度最終戦のショックから、きっちり立て直し、終局後は「新年度、何とか白星でスタートできてよかった」と笑顔を見せた。

 次戦は10日、竜王戦ランキング戦5組準々決勝の阿部光瑠六段(23)戦。ここを勝てば史上最年少での七段昇段に王手をかけることになる。

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2018年4月5日のニュース