「そだねー」の次は藤井聡太六段「そうですね」!?地元名古屋で爆笑トーク

[ 2018年3月25日 08:50 ]

「名古屋城こども王位戦」のゲストとしてあいさつする藤井聡太六段
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 中学生プロ棋士の藤井聡太六段(15)が24日、名古屋城本丸御殿(名古屋市)で開催された小中学生の将棋大会「名古屋城こども王位戦」にゲスト参加した。地元でのイベントにリラックスムード。出場者に「これからも楽しんで将棋を指して強くなってください」と呼び掛けた。

 イベントでは青色LED研究でノーベル物理学賞を受賞した天野浩・名古屋大教授(57)、河村たかし名古屋市長(69)と対談。出場者から「どうすれば将棋が強くなるか」と問われた藤井は「将棋を好きになって、いっぱい指すことが大事」とアドバイス。地元の英雄の金言に、出場者は真剣なまなざしで聞き入った。

 質問のたび「そうですね」と一呼吸置いて熟考する姿は、対局後の取材に応じる際の口癖と同じ。司会の女性講談師、旭堂鱗林(44)が「愛知では“そだねー”ではなく“そうですね”なんです」と平昌五輪カーリング女子日本代表の掛け声を引き合いに出すと、藤井は「そうですね…」と畳み掛け、会場を笑いに包んだ。

 大会は予選を勝ち抜いた小学1年から中学3年までの35人が学年ごとに対戦。優勝者は佐藤康光九段(48)の指導対局を受け、藤井がアドバイスを送った。津市の中学2年、本田竜大(りゅうと)君は「苦しくなって受けの手を聞いたら何手も先を読んでいて驚いた。1歳しか違わないのに凄い」と感激していた。

 表彰式では「私が助けるまでもなく、皆さん勝っていた。少しさみしい気持ちもあります」と再び笑いを誘った藤井。現在公式戦で16連勝中。中学生最後の春休みに地元で熱い視線を浴びて、つかの間の英気を養った。

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