「情熱大陸」放送20年、新体操、映画監督ら20歳の“若き才能”に密着

[ 2018年3月23日 19:11 ]

(左から)箏曲(そうきょく)家・今野玲央、囲碁棋士・一力遼、映画監督・松本花奈、新体操選手・皆川夏穂(C)TBS・MBS
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 TBSの人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(日曜後11・00)が今年で丸20年、放送1000回を迎える。節目にあたり番組が産声を上げた当時に生まれた4人の「20歳」に密着。“ハタチの情熱”と題して、次代を担う才能あふれた若者たちのひたむきな姿を4月8日から4週に渡って放送する。

 4月8日は新体操選手・皆川夏穂。去年の世界選手権で日本人として42年ぶりにメダルを獲得、徹底した「優雅で美しい演技」で本場ロシアのトップ選手と肩を並べ、東京五輪でのメダルを期待される日本のエース。新体操選手にとって20歳という年齢は決して若くはない。10代の青春のすべてを注いできた彼女にとっての“ハタチの意味”とは?

 15日は箏曲(そうきょく)家・今野玲央。13本の弦を巧みに操り、雅びな音色を奏でる今野は、16歳の時に日本を代表するコンクールで史上最年少で最優秀賞を受賞し「LEO」の名で昨年メジャーデビューした。日本人の母と米国人の父の間に生まれた今野は、横浜インターナショナルスクールで箏に出会う。日本の伝統文化の根本を習得するため東京芸術大学邦楽科に入学。厳しい下積み生活の中で箏の可能性を追求する今野が奏でる“ハタチの音色”に密着する。

 22日は映画監督・松本花奈。岩井俊二監督にその才能を認められた新進気鋭の映画監督。18歳の時、ゆうばり映画祭で審査員特別賞、観客賞を受賞し、現役高校生映画監督として話題に。現在は慶応大学に在籍しながらHKT48のミュージックビデオを手掛けるなど精力的に活動中だ。20歳になった今年、初めてテレビドラマの仕事が舞い込んだ。“ハタチの感性”を求められるが、彼女が本当に表現したいものとは何か。可憐な容貌の内に秘められた“ほとばしる監督魂”に迫る。

 29日は囲碁棋士・一力遼。天才棋士・井山裕太を今最も脅かす最有力として注目を集める現役大学生プロ棋士。驚異的な記憶力を武器に12歳でプロ棋士となり、数々の最年少記録を塗り替えて来たが、絶対王者である井山の壁は高く目下10連敗中…。もがき、焦りながらも囲碁界では例を見ない大学に通いながらのプロ活動にこだわり、誰よりもタイトルを切望する一力のひたむきな想いを追った。

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2018年3月23日のニュース