クロちゃん 教育入院、医師への暴言騒動を振り返る「もう嘘はつかない」

[ 2018年3月18日 07:30 ]

教育入院で医師から説明を受けるクロちゃん(C)TBS
Photo By 提供写真

 TBS医療バラエティー番組「名医のTHE太鼓判!」(月曜後7・00)で2型糖尿病であることが判明したほか、血糖値は即入院レベルと診断されたお笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(41)が、12日から16日までの5日間、専門医に食事や運動療法を指導される「教育入院」を行った。番組では19日放送から入院に至る経緯やその様子が明かされる。別番組で「あいつら、マジでうるさい」などと医師団に対して暴言を連発、ツイッターが炎上し、何かと話題を集めたクロちゃんに「教育入院」を終えた今の心境を聞いた。

◆入院中に猛省「自分が間違えていた」

――入院を終えて、今の心境を教えてください

「入院するまでは嫌でした。最初は入院が嫌だったので、自分で何とか頑張っていた、けれど、実際に入院してみると思っていたものとは全然違っていました。(自分の中で)変わったことは、極端なことをしては駄目だと分かったこと。太鼓判の先生たちに『自分の知識だけでは無理だ』と言われていたことがはっきりと分かって、自分が間違えていたと理解できた。『自分勝手にやることがこんなに怖いことなんだ』と身をもって経験できました」

――入院中はどのように過ごしていましたか

「初めは先生方が近くにいても、嫌な回答が返ってくるのが嫌だったからあまり質問できませんでした。一緒に教育入院している人たちが先生たちにたくさん質問をしていたので、それを見て『質問しないともったいないな』と思いました。他の患者の皆さんは(教育入院を)2週間しているので、僕はこういう形で1週間だけですけど、だからこそ途中から遮二無二になって、吸収できるものは吸収しようと質問するようになりました。最後はもっと一緒に勉強したかったな、と感じました」

――番組では暴飲暴食する姿が衝撃的でした。食事制限はどうでしたか

「少ないと思う日もあれば、『こんなに食べていいんだ』と驚くこともありました。糖尿病で『これ食べちゃダメ』となると思っていたのですが、量の問題だったことが分かりました。(病気を)認めてしまうことで食べられないものが増えることが一番怖かったので認めたくない気持ちがありました」

◆ファンの応援が支え 医師団への暴言は「努力してはじめて感謝、謝罪が言える」

――発言がニュースになるなど、注目を集めています

「一番多かったのが『入院します』という報告に対しての『嘘つき』という声でした。けれど、今まで自分に対して文句を言っていた人たちが『やっと入院したんだ』『良かった』といったコメントも多くて、本当に心配してくれていたんだな、必要とされていたんだなと感じました。こんな形で分かるとは思っていなかったです」

――今後の生活はどのように送りますか

「もちろん、僕はここからがスタートだと思っています。スタートするための助走をつけさせてもらったと思っているので、極端なことをせずに、きちんと勉強したことでもっともっと健康になって(病気と)向き合っていきたいです。継続することが苦手なので、今後どのように頑張っていくのかが課題です。頑張りたいという初心を嘘にはしたくない」

――たくさんの人に支えられた入院でした

「41歳になってこんなに人の温かみを感じることになるとは思いませんでした。向き合うのはしんどいけど、向き合わないと改善しないことがよく分かりました。多くの人に『きちんと健康になる』と約束したので、もう嘘はつかない!絶対にやります」

――暴言を吐いた「名医のTHE太鼓判」の医師団に対してはどのような思いがありますか

「番組医師団の先生にも暴言を吐いたので。きちんと努力してはじめて自分の口から感謝、謝罪の言葉が言えると思います」

続きを表示

この記事のフォト

2018年3月18日のニュース