海老蔵「胸を熱くする毎日でした」平昌五輪閉幕、小平金に感動

[ 2018年2月26日 08:00 ]

市川海老蔵
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 17日間にわたる熱戦が繰り広げられた平昌五輪が閉幕した25日、歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)がスポニチ本紙にコメントを寄せた。トップアスリートたちの競演への感動とともに、東京五輪・パラリンピックの組織委員会メンバーとしての責任もにじませた。

 寒い冬の熱い戦いは、希代の歌舞伎役者の心も揺さぶった。「日本の選手はもちろん、世界中のトップアスリートの活躍に胸を熱くする毎日でした」とテレビの画面に没頭した。

 中でも特に感動したのが、スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(31)。その卓越したスケート技術にも感嘆したが、何よりも舌を巻いたのは精神力だった。24日のブログではこうつづっている。

 「親友の死を乗り越え、見事な金メダル。ニュースで知り、涙しました。一人一人の選手にドラマがあり、日々さまざまな事を感じます」。小平は大学の同級生でスケートの五輪候補だった住吉都さん(享年30)が、五輪直前の1月に死去。その悲しみを乗り越えての快挙は、妻の小林麻央さん(享年34)を失い、深い悲しみを背負いながらも舞台に立ち続けた自分自身と重なったのかもしれない。

 東京五輪・パラリンピックの文化・教育委員会のメンバーでもある海老蔵は、競技に熱中するだけではなく「東京での大会をイメージして、テレビに映る運営の方々の動きも気になりました」と大会運営にも注視した。2020年の東京五輪期間中は伝統芸能の担い手として、日本文化を世界に向けて発信するなどの役割を期待されている。それを念頭に「お隣の国、韓国でのオリンピック、大変興味深く拝見させていただきました」と十分に参考になった様子だ。

 「次はパラリンピック。とても楽しみにしています!」と3月9日から始まる大会も、視聴者と運営側の両方の目線で観戦するつもりだ。

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2018年2月26日のニュース