フジ「とくダネ!」BPO判断受け生放送で謝罪「信頼出来る番組作りを」

[ 2018年2月9日 09:33 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビの情報番組「とくダネ!」は、前日8日の放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会で、刑事事件報道で相次いで「誤った情報を視聴者に伝えた」などとして放送倫理違反があったとする意見が公表されたことを受け、9日の番組内で謝罪した。

 同局の梅津弥英子アナウンサー(40)が、BPOが指摘した3つのポイントを挙げながら経緯や意見書の内容を説明。最後に「『とくダネ!』は、今回の決定を重く、かつ真摯に受け止めております。去年の問題発生から取り組んでいますが、今後、さらに再発防止の意識、ならびに刑事意見に対する専門知識を高め、信頼出来る番組作りに努めてまいります」と伝え、続けて「よろしくお願いいたします」と、小倉智昭キャスター(70)とともに頭を下げた。

 BPOは8日に、昨年7〜8月に放送した2つの特集が「十分な裏付けがないまま誤った情報を視聴者に伝えた」として放送倫理違反があったとする意見を公表。同番組は昨年7月27日、松山市の医師法違反事件を巡る特集で、無関係の男性のインタビュー映像を撮影した系列局に確認しないまま容疑者のものとして放送。さらに同8月28日の特集では「京都府議が書類送検された」と報じたが、実際の書類送検は翌29日だった。

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2018年2月9日のニュース