有賀さんも小室も…晩婚化、高齢出産で育児、介護、闘病などが同時期に

[ 2018年2月6日 09:00 ]

有賀さつきさん死去

93年のインタビューで笑顔を見せる有賀さつきさん
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 先月、不倫問題を引き金に引退した音楽プロデューサーの小室哲哉(59)も妻の看護・介護の苦悩を抱えていたが、有賀さんもシングルマザーとして高齢の親の介護、仕事、子育て、自身の病気と何重もの問題を一人で抱えての生活だった。

 関係者によると、父の洋さんは一人暮らし。周囲に「介護もあるので仕事を減らす」と語る一方で、1年前まで更新されていたブログには「11年目となったお弁当作り」と母親としても奮闘していた姿が見える。

 そこに降りかかった自身の闘病。家族問題評論家の池内ひろ美さんは「少子高齢化、晩婚化、離婚問題、介護問題…。今の日本が抱えている社会問題が彼女一人の肩に集約されている」と語る。

 女性の社会進出が進み、晩婚化と高齢出産で、育児と介護が同じ時期に来る人は増えている。池内さんは「同じシングルマザーでも、子供の年齢によって負担は違う。そこに介護と自身の病気となると、大変さは想像を絶する」と指摘。さらに、「公的介護サービスを使うには書類を整えたり審査を受けたりもの凄く大変。闘病しながら、育児しながらは難しかったと思う」とし「周囲に助けを求められる社会整備が必要だ」と訴えた。

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