「瀬戸康史が綺麗」冬ドラマのトレンドは“女装美男子”と“タイムリープ”

[ 2018年1月25日 16:52 ]

月9「海月姫」で女装美男子・鯉淵蔵之介を演じる瀬戸康史(C)フジテレビ
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 “女装美男子”と“タイムリープ”、というかなり限定された設定ながら、1月クールのドラマはそれぞれ2作品ずつ同じテーマを扱っている。

 俳優の瀬戸康史と志尊淳がそれぞれ女装したキャラクターを演じているのが、フジテレビ系の月9ドラマ「海月姫」と、NHKの金曜ドラマ10「女子的生活」だ。

 「海月姫」は筋金入りのクラゲオタク女子と、女装が趣味の美男子の兄、童貞エリートの弟、それを取り巻く鉄道や三国志、和物などのオタク女子が繰り広げるハイテンションラブコメディー。瀬戸が演じるのは、大物政治家とその愛人の間に生まれ、後継者にしようとする父への反発とファッションへの興味から女装することに目覚めた青年。地味だった主人公を変身させるキーパーソンで、女装男子がオタク女子を変えていくというシンデレラストーリーの要素もあり、月9らしさとこれまでにない新しさも持ち合わせた作品だ。

 一方、志尊は「女子的生活」で見た目は女子だが実は男性、だけど恋愛対象は女性という複雑な主人公を好演中。キャッチーな設定だがそれを大げさに演出するのではなく、自分らしく強く生きていくために葛藤する人間ドラマを、気軽に楽しめるライトコメディーの体裁をとって実現している意欲作だ。

 テレビの視聴状況を調査しているデータニュース社(東京)の「テレビウォッチャー」(データニュース社、対象2400人)によると、「瀬戸康史の女性に変身した姿が綺麗。そして女優さんたちのオタクぶりも面白い」(「海月姫」への感想、49歳女性)、「俳優さんが女性役になってとても綺麗。未来的にはこういう方達が普通になって溶け込んでいるかなと想像しました」(「女子的生活」への感想、63歳女性)など、変身ぶりに対する評価はもちろんだが、作品の味わい方はそれぞれ違うようだ。

 日本テレビで放送中の「トドメの接吻」(日曜午後10時30分)と「リピート〜運命を変える10か月〜」(木曜午後11時59分)は“タイムリープ”がテーマのSF作品。「トドメの接吻」は主人公のナンバーワンホストが謎の女性にキスをされると命を落とし、目が覚めると1週間前の過去にさかのぼるというループの中で、なぜ殺されるのか?なぜタイムリープしてしまうのか?という謎に迫っていく。山崎賢人や門脇麦などフレッシュな若手俳優が勢揃いしていることにも注目の作品だ。

 「リピート」は、結婚を夢見た彼にフラれてしまった主人公(貫地谷しほり)を中心に、過去をやり直したいと願う男女8人が一斉に10カ月前にさかのぼりそれぞれの人生をやり直していくのだが、そのことで一人ずつ命を落としていくなど運命の歯車が大きく狂いはじめるという物語。

 同じ設定ではあるが「トドメの接吻」はタイムリープ自体の謎に迫り、「リピート」はタイムリープ後の世界がどう変わってくのかを見守るという、それぞれ注目する点が異なる。視聴者の感想をみると、「タイムリープを繰り返しどうなるのか癖になるドラマ。門脇麦が演じる謎の女が怖すぎる」(「トドメの接吻」の感想、39歳女性)、「サバイバル的要素があって面白いと思った。次回も楽しみ」(「リピート」の感想、50歳男性)と、“怪演”や“サバイバル”など、プラスアルファの盛り上げ要素にも注目だ。

 これだけ限定された設定が同時期に重なるのも珍しい。両者の違いを見比べるとさらに面白さが増す、そんな見方ができる冬クールになりそうだ。

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