「あゝ、荒野」に作品賞 岸監督“3冠”「年を代表する作品に」

[ 2018年1月24日 07:00 ]

第60回ブルーリボン賞・作品賞

「あゝ、荒野」のポスターの前で作品賞を喜ぶ岸善幸監督
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 「あゝ、荒野」が作品賞をさらった。主要な映画賞で3個目の頂点。岸善幸監督(53)は「3つ頂けたら、その年を代表する作品と言えるかな?」と謙虚な言い回しで喜びをかみしめた。

 ボクシングを題材に描いた5時間超の大作。「寺山修司さんの原作が群像劇。登場人物の輪郭をはっきり描きたかったので時間は欲しかった」と述べたが、菅田将暉ら俳優陣の熱演を引き出して長さを感じさせなかった。助演男優賞のユースケ・サンタマリアも3カ月間、都内のジムでトレーニング。「“次、使ってくれなかったら怒るよ”と言われてます」と笑った。

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2018年1月24日のニュース