柚希礼音　主演ミュージカルで男役時代はなかった高いキーでのナンバー「心が叫ぶように歌います」

ミュージカル「マタ・ハリ」の日本初演に力を込める（左から）加藤和樹、柚希礼音 自社撮影　　　　　　　　　　
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　元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の柚希礼音（３８）、加藤和樹（３３）主演のミュージカル「マタ・ハリ」の公開げいこが２０日、大阪・梅田芸術劇場で行われた。

　第１次世界大戦下のヨーロッパで暗躍した女スパイの数奇な運命を描く話題作。韓国でのヒットを受け、今回が日本初演で、大阪出身の柚希は「大阪での初演はうれしいですし、私にとっても大きな挑戦となる作品。壮絶に勇敢にマタ・ハリとしての人生を生きたい」と力を込めた。男役時代はあり得ない高いキーでのナンバーがあり「心が叫ぶように歌います」と話した。

　また、マタ・ハリの運命を変えるフランス諜報局大佐とその部下の２役を日替わりで演じる加藤は「稽古では時々、それぞれ歌うパートが混乱したこともあった」と告白。「自分でも今回は挑戦。プレッシャーというより、楽しんで演じたい」と熱演を誓った。公演は同劇場で２１〜２８日。東京国際ホールで２月３〜１８日。