「風雲児たち」大分でトークショー 「真田丸」ご当地・上田からの猛者も 片岡愛之助「心強い」

[ 2018年1月1日 16:30 ]

正月時代劇「風雲児たち」のトークイベントに出席した(左から)大野泰広、栗原英雄、片岡愛之助、長野里美、藤原道山、小栗さくら(C)NHK
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 歌舞伎俳優の片岡愛之助(45)女優の長野里美(56)俳優の栗原英雄(52)尺八演奏家の藤原道山(45)が31日、大分・中津文化会館大ホールで行われたNHK正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)〜」(1日後7・20、総合)のPRイベント「『風雲児たち〜蘭学革命篇〜』放送前日プレミアムトーク!in中津」に出席した。

 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした劇作家・三谷幸喜氏(56)の新作脚本ドラマとして、さらに「真田丸」のキャスト23人(発表分)が再集結して注目される今作。「真田丸」の後、三谷氏の新作ドラマ脚本は今回が初。原作は今年、画業50年を迎えた漫画家・みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は愛之助と新納慎也(42)を迎え、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”のエピソードを描く。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ良沢(愛之助)と玄白(新納)の2人。鎖国ド真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 長野は良沢の妻・「たま(王偏に民)子」、栗原は蘭学を奨励した中津藩主・奥平昌鹿を演じる。良沢は中津藩の藩医とあり、ゆかりの地でトークショーが開かれた。

 大みそかながら、会場は満員約1000人で埋まった。「真田丸」のご当地、長野・上田市から訪れた猛者も。前日30日に佐賀で行われたトークショーと2日連続の観覧者もいた。

 約1時間半のイベントを終え、愛之助は「大みそかという年の瀬に、たくさんの人が集まっていただき、うれしかったです。しかも、中津市や大分県だけでなく、全国から前野良沢や解体新書のファンが集まっていただき、熱いパワーを感じました。『解体して』と書かれたうちわを持っていた方もいて驚きました。放送前日に、このような体験ができて、心強かったです。すっかり中津市が好きになったので、これからも中津市を訪ねたいし、ぜひ呼んでいただきたいと思います」と笑顔だった。

 1日午後5時半からはメイキング番組「『風雲児たち』解体新書〜2018正月時代劇の魅力を徹底解剖!〜」が総合テレビで放送される。

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2018年1月1日のニュース