さらなる高みへ 羽生「将棋の本質はまだ何も分かっていない」

[ 2017年12月6日 05:30 ]

羽生棋聖「永世7冠」

永世7冠を達成し、記者会見でほっとした表情を見せる将棋の羽生善治竜王
Photo By 共同

 【羽生と一問一答】

 ――思い出に残るタイトル戦のシリーズは。

 「竜王戦では最初の(初タイトルを獲得した)1989年の第2期、(3連勝4連敗の逆転で敗れた)2008年の第21期が印象に残っている」

 ――47歳という年齢について。

 「1局の対局は変わらないが、年間60〜70局をこなして全部高いパフォーマンスは難しい。これからの課題」

 ――今後目指すものは。

 「記録を目指す部分もあるが、将棋の本質はまだ何も分かっていない。これから強くなれるか分からないが、そういう気持ちで次に向かっていければ」

 ――将棋界の現在をどう思うか。

 「10年前には想像もできなかった。将棋界を取り上げていただく機会が増えた。この機運をいい方向に持っていければ」

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2017年12月6日のニュース