久保王将、羽生を絶賛「流れるような将棋」 大阪で大盤解説

[ 2017年12月6日 05:30 ]

羽生棋聖「永世7冠」

関西将棋会館での竜王戦大盤解説でファンからの質問に答える久保利明王将
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 大阪市の関西将棋会館で竜王戦の大盤解説を行った久保利明王将(42)は「しっかり指し切った、流れるような将棋」と約50人のファンを前に絶賛した。「(羽生陣は)薄くなったけど再生しながら攻めきった。再生するだけ、攻めるだけではダメ。切れ味鋭い一局」と攻防一体の妙技に興奮していた。久保は来年1月7、8日に静岡県掛川市で開幕する王将戦7番勝負(本社主催)で、今年度勝率が8割を超える豊島将之八段(27)を挑戦者に迎える。「しっかり準備して臨みたい」と早速刺激を受けていた。

 一方、東京では新橋のSL広場で鈴木大介九段による大盤解説会を開催。冒頭で鈴木が「一年の最後に羽生さんが永世7冠という偉業を達成しました」とあいさつすると、集まった約150人から拍手が起こった。会社員菅野貴生さん(36)は「自分が中学生の頃にはもう羽生名人と呼ばれていた。ずっと第一線で活躍し続けているのは凄い」と感動していた。

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