羽生善治棋聖「永世七冠」に祝福続々!佐藤会長「畏敬の念」谷川九段「信じられない」ひふみん「金字塔」

[ 2017年12月5日 16:40 ]

加藤一二三九段(左)と藤井聡太四段
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 将棋の羽生善治棋聖(47)は5日、鹿児島県指宿市で指された第30期竜王戦7番勝負の第5局で渡辺明竜王(33)を破り、対戦成績4勝1敗で竜王を奪回し、通算7期の「永世竜王」の資格を獲得。史上初、前人未到の「永世7冠」を達成した。日本将棋連盟の公式サイトには加藤一二三九段(77)藤井聡太四段(15)らからのお祝いメッセージが掲載された。

 ▼佐藤康光日本将棋連盟会長 この度は4度目の竜王復位、並びに「永世竜王」の資格獲得、「永世七冠」の達成、誠におめでとうございます。前人未到の偉大な記録に改めて敬意を表します。どんな厳しい環境、状況下におかれても、それを受け入れ、戦い続ける姿勢には畏敬の念にたえません。これからも体調にご留意され、ますますのご活躍を祈念いたします。

 ▼谷川浩司九段 永世称号は1つだけでも大変なのに、7つすべてとは信じられません。羽生さんの飽くなき好奇心、探究心が、47歳になっても若手と最新型でぶつかり合う姿勢につながっているのでしょう。相手の得意形に飛び込み、相手も良い内容の将棋を指す中で、結果を出し続けるのが凄いと思います。永世竜王は4度目の挑戦、15年越しということで喜びもひとしおでしょう。心よりお慶び申し上げます。

 ▼中原誠十六世名人 永世七冠おめでとうございます。羽生さんのたゆまぬ努力に敬意を表します。45歳を過ぎてからは、さすがの羽生さんもタイトル戦で苦労することが多いようですが、その中での大記録達成は立派だと思います。これからの1年、1年にも注目したいと思っています。

 ▼加藤一二三九段 覇者として将棋界を牽引し続けて30余年。類い稀なる才能をたゆまぬ努力により開花させた羽生さんが、ついに前人未踏の金字塔を打ち立てられたことに最大限の賛辞を送りたいと思います。今後の活躍をますます楽しみにしております。

 ▼藤井聡太四段 竜王奪取そして永世七冠の獲得、おめでとうございます。「永世七冠」という言葉の重みに羽生先生が積み上げてこられたものの大きさを改めて感じています。今後ますますのご活躍を期待しています。

 ▼囲碁井山裕太七冠 この度は永世七冠達成、誠におめでとうございます。長きにわたり結果を残し続けられるそのお姿に、敬服いたしております。今後も健康に留意され、私を含めた多くの人々の目標であり続けていただければと思います。

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2017年12月5日のニュース