綾凰華 新人公演初主演 雪組異動わずか3カ月で大抜てきに「緊張しているヒマも…」

[ 2017年11月28日 20:48 ]

新人公演で初主演を果たした綾凰華(右)と初ヒロインの潤花
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 宝塚歌劇団雪組公演「ひかりふる路(みち)」の新人公演が28日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団6年目の綾凰華(あや・おうか)が初主演を務めた。

 綾は今年8月、星組から組替えで異動してきたばかり。わずか3カ月での大抜てきに加え、同作は雪組新トップスター望海風斗(のぞみ・ふうと)の大劇場お披露目公演としても注目の作品で、綾は「(出番前は)緊張しているヒマもなかったぐらい体が緊張していた」と振り返った。

 スタイリッシュな舞台姿でファンの目を引きつけ、ステージではフランス革命に身を投じながら、やがて道を踏み外すロベスピエールを丁寧に演じた。本役の望海からは本番前「(上演時間の)1時間35分、ロベスピーエルとして生き抜いて」と何度もアドバイスされたそうで「特に(革命)仲間との場面ではその世界を生き抜けたのではないかな、と思えた」と手応えも感じた。

 ただ、劇団随一の歌唱力を誇る望海にあてた楽曲の数々は難しく「望海さんがどれだけ丁寧に歌われているか…。少しでも歩み寄れるように努力したい」と課題も忘れなかった。

 昨年入団したばかりで、初ヒロインを務めた潤花(じゅん・はな)は「毎日、がむしゃらでした。課題はただお芝居するだけでなく、舞台の上でどういるべきか、どう見せるべきかを突き詰めたい」と話していた。

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2017年11月28日のニュース