佐藤浩市主演「石つぶて」国家のタブー「機密費」に切り込み視聴者満足度は高水準

[ 2017年11月19日 10:00 ]

「連続ドラマW 石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜」で本格初共演を果たした佐藤浩市(右)と江口洋介(C)WOWOW
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 5日にスタートした佐藤浩市(56)主演のWOWOW「連続ドラマW 石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜」(日曜後10・00、全8話)が視聴者の評判が良く、好スタートを切った。

 ノンフィクション作家・清武英利氏の著書が原作。同局の清武氏原作のものとしては、2015年放送の「しんがり〜山一證券 最後の聖戦〜」以来2度目のドラマ化となる。主演の佐藤に加え、江口洋介(49)、北村一輝(48)、萩原聖人(46)、飯豊まりえ(19)らが出演し、贈収賄や汚職などの経済犯罪を取り締まる「警視庁捜査二課」が舞台。九州・沖縄サミットの裏で01年に起きた“外務省機密費詐取事件”が題材で、国家のタブーに切り込んだ前作以上の意欲作となっている。

 データニュース社(東京)が行っているWOWOW加入者を対象とした「WOWOWウォッチャー」(対象者1000人)によると、初回満足度は4・17(5段階評価)と高満足度の基準3・7を大きく超えた。地上波の秋ドラマで評価の高いTBS「コウノドリ」(初回4・05=地上波トップ)や、TBS「陸王」(3・98)、テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(3・92)を上回る高水準で、12日放送の第2話も4・16と好調をキープしている。

 「このドラマのように巨額が動いているのかと思うとビックリする。事実はもっと酷いのか?興味深く面白い」(54歳・男性)、「外務省職員の使い込みが半端ではない。馬主にまでなって金の亡者」(52歳・男性)、「本当にあったとしたら怖い」(52歳・女性)、「スリリング」(59歳・男性)など、“汚職や贈収賄事件の捜査”という表には出にくい部分を知りたいという好奇心が、好評の理由の1つ。さらに、1人の外務省職員が機密費を、料亭などの飲食代や競走馬の購入費に充てたり、複数の愛人と豪遊したりと私的に流用していく、世間の常識ではありえない内幕が巧みに描かれており、その人間が堕ちていく部分を、視聴者は怖いもの見たさが手伝って、ついつい引き込まれていくようだ。

 機密費流用は当時のニュース報道でも大きく取り上げられたが、結局のところ真相が解明されないまま、国民には使い道が言えない「機密費」の存在だけが不気味にクローズアップされた。真相はどこにあるのか、機密費の意味するものは何なのか。ドラマとはいえ、国家のタブーに触れるスリリングなストーリーが今後どう展開していくのか。スタート時の勢いを最後まで保つことができるか、注目だ。

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