藤田紀子、貴親方に感じた覚悟「公にしなければ改革できないという判断」

[ 2017年11月15日 14:10 ]

タレントの藤田紀子
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 大相撲の元藤島部屋、二子山部屋のおかみさんでタレントの藤田紀子(70)が15日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル 第2部」(月〜金曜後0・50)に生出演し、横綱日馬富士の平幕貴ノ岩への暴行問題についてコメント。自身の次男で、貴ノ岩が所属する貴乃花部屋の貴乃花親方の心情について持論を述べた。

 貴乃花親方は10月下旬に鳥取県警へ被害届を提出。14日に日本相撲協会から事情聴取を受けた際には「被害届を取り下げるつもりはない」と話しているという。

 藤田は「これは私の考えなのですけど」と前置きして、同親方の思いについて「10年前、その後にもいろいろなことがありました」と07年の力士暴行死事件やその後の不祥事などに触れ「目に見えないところ、公にならない部分でもまだ改善できてないところがあるのではないか。それで貴乃花親方の性格ですから、これは公にするなど正式な手順を踏まなければいつまでも相撲界が改革できない、という判断なのではないか」と推測。被害届を提出し、取り下げるつもりはないとの意思を表明したことにも「その覚悟があってなのかしらというのもあります」と話した。

 また、貴ノ岩が日馬富士に放ったと報じられた「もう、あなたたちの時代ではない」との言葉についても言及。「貴ノ岩がその言葉を吐いたとしたら、私は考えられない。目上の人間にこんな言葉遣いをするとは思えないですし」と、相撲界の慣例からありえないことだとし、さらに「親方が若いころからしつけているはず。これが真実かどうか知りたい。こんな言葉を使う子供が関取でいるのか…」と言葉を強めた。

 日馬富士は先月25日夜、鳥取市内での酒席で、平幕貴ノ岩をビール瓶で殴打したほか、さらに馬乗りになって20発以上も素手で殴りつけたとされる。貴ノ岩は「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」と診断され、九州場所を休場。日馬富士は暴行の事実を認めて謝罪した。

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2017年11月15日のニュース