大谷“黄金の右手像”どうなる? 契約次第で展示NGに

[ 2017年11月12日 08:26 ]

日本ハム・大谷がメジャー挑戦正式表明

大谷の右手をかたどった真ちゅう製の像=岩手県奥州市(共同)
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 大谷の地元・岩手県奥州市では、思わぬ余波に見舞われている。

 市内の伝統産業会館には、大谷の右手をかたどった「像」が展示されており、連日にぎわいをみせている。北海道や九州から訪れ、大谷と“握手”する熱烈なファンもいるという。右手像の近くには日本ハムのユニホームやグラブも飾られている。同館の担当者は「これからも初心を忘れずに、活躍してほしい」と話す一方で、「メジャーに行くと、契約内容によっては展示できなくなるのでは…」と心配している。

 また、今月下旬にバンダイから発売されるアクションフィギュア「S.H.Figuarts 大谷翔平」の行方にも注目が集まる。日本ハム公認グッズのため移籍後も引き続き生産されるかは不透明。生産が中止となれば、市場に出回る分が“お宝レア商品”となる可能性もある。

 スポーツ選手の権利問題に詳しい「レイ法律事務所」の佐藤大和弁護士は「基本的に大谷選手のマネジメント会社が日本ハムと権利関係を調整している。メジャー球団から日本の活動で厳しい制約を受けない限り、フィギュアを作っても問題ないだろうし、展示物を飾ることもできるはず」と指摘。「日本国内の人気が続けば、応援ツアーなどで米国へ足を運んでもらえるチャンスも生まれる。メジャー側にとってもメリットは大きい」と話した。

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