「めちゃイケ」終了 フジ正式発表“楽しくなければテレビじゃない”の理念を体現 多大なる貢献

[ 2017年11月4日 21:00 ]

『めちゃ×2イケてるッ!』出演者たち(C)フジテレビ
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 フジテレビは4日、看板バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜後7・57)を来年4月改編で終了すると発表した。1996年10月のスタート以来、21年半の歴史に幕を下ろす。同局は「めちゃイケ」について、81年に掲げた理念「楽しくなければテレビじゃない」を体現し、多大な貢献をした番組と功績を称えた。

 「めちゃイケ」終了は3日付のスポニチ本紙報道で判明。4日に放送された「めちゃイケ」内で発表された後、同局は書面で「『めちゃ×2イケてるッ!』は、20年以上にわたって放送してきたフジテレビを代表する看板バラエティー番組で“楽しくなければテレビじゃない”という理念をまさに体現し、これまで弊社に多大なる貢献をしてきました。来年春の4月改編での終了を決定しましたが、番組終了まで変わらず『めちゃ×2イケてるッ!』らしい番組制作に努めて参ります」とコメントした。

 「楽しくなければテレビじゃない」は81年に制定されたキャッチコピー。70年代に視聴率が低迷していた同局が「母と子のフジテレビ」から「軽チャー路線」に変更。「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」などのヒット番組を生み、82年に視聴率3冠王となった。今年10月改編のテーマは「reboot(再起動)」。

 「めちゃイケ」はナインティナインらがレギュラー出演し、斬新なコントや体を張った企画で若者のハートをキャッチ。2004年10月には番組最高となる視聴率33・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、近年は苦戦。5%台に落ち込むこともあった。

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2017年11月4日のニュース