「陸王」山崎賢人 等身大“不安を抱える若者”役 「見てる方に力を」

[ 2017年10月29日 11:30 ]

「陸王」それぞれの覚悟

「こはぜや」の山積みの段ボールをバックにした山崎賢人。もがく若者を全力で演じる
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 TBS日曜劇場「陸王」(後9・00)で、俳優山崎賢人(23)は役所広司(61)との親子役に緊張感も充実感もあふれる日々を送っている。「全力でぶつかっていくしかない」。まさに「父親」の背中を追いかけている。

 足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一(役所)の長男・大地役。就職活動がうまくいかず、現在はこはぜ屋の手伝い。自分の将来をどうするのかという不安を抱え、もがき苦しんでいる役どころだ。

 「“うまくいっていない若者代表”という気持ちです。這(は)い上がっていく話はやりがいがあると感じましたし、見てる方に力を与えられるんじゃないかなと思いました」

 大地は、山崎と同じ23歳。役への親近感も自然と湧く。

 「この仕事をやらせてもらってますけど、僕も同じように不安はあります。安定なんてものはないですから。まだ就職してない友達もいます。身近に起こってることなので、本当に等身大の役。大地の思いがうまく伝えられるといいなと思います」

 1年間に複数の主演映画が公開されるなど、世代を代表する俳優。それでも「今は目の前にあることをやるのが精いっぱい」と殊勝に話す。そんな山崎が高校生だった頃から仕事を共にする伊與田英徳プロデューサーは「一見、ひょうひょうとやっているように見えながらも、作品のたびに一生懸命もがいて頑張ってるように感じられる。その雰囲気が合うと思った」と大地役へ出演を依頼した。

 現場で山崎を見ていると、大地が父と対峙(たいじ)するシーンに臨む時の真剣なまなざしやたたずまいから、山崎が役所から何かを吸収しようと向き合っているように映る。「本当に大切な時間です。役所さんに全部預けるというか、大地として引き出してもらっている。それぐらいめちゃめちゃデカい器の方」。日本を代表する俳優への憧れが、大きな瞳をいつも以上に輝かせていた。29日放送の第2話は、大地が父と衝突するシーンも見どころの一つ。画面からも熱さが伝わってきそうだ。

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