林部智史が俳優デビュー 坂本九さん役で「トットちゃん!」出演

[ 2017年10月16日 04:00 ]

テレビ朝日のドラマ「トットちゃん!」で坂本九を演じ「上を向いて歩こう」を歌う林部智史(中央)。左は黒柳徹子役の清野菜名、右は渥美清役の山崎樹範
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 歌手の林部智史(29)が俳優デビューすることになった。15日、故郷の山形・熊野大社で新シングルのヒット祈願を行い、明らかにした。テレビ朝日のドラマ「トットちゃん!」(月〜金曜後0・30)で故坂本九さんを演じる。圧倒的な歌唱力で大役を射止め、念願のNHK紅白歌合戦へ「出場者リストに名を連ねたい」と意欲を示した。

 甘いマスクで女性ファンも多い「泣き歌の貴公子」に、俳優という肩書が加わる。

 林部が演じるのは、九さんがNHKのバラエティー番組「夢であいましょう」(61〜66年)に出演するシーン。撮影は先月21日に済ませており、12月1日放送予定。黒柳徹子を演じる主演の清野菜名(23)らが踊る中、七三分けに蝶ネクタイ姿で名曲「上を向いて歩こう」を歌った。

 「かねて憧れの存在だったので、まさか自分が?と信じられない気持ちでした。セリフがなく、ちょっとしたシーンでしたが、目で笑って歌うのが難しかった」。普段は切ない表情で歌っているだけに、笑って歌う九さんの役づくりに苦労したという。

 番組側に「歌がうまい若い人の代表格」としてオファーされた。撮影前には九さんの妻で女優の柏木由紀子(69)に会って報告。柏木は、林部が昨年2月のデビュー曲「あいたい」をテレビで歌ったのを覚えていたといい「とても心に響いたことを覚えています。主人の曲がカバーされ、とてもうれしく思っています」と歓迎。林部は「坂本さんのような国民的歌手になりたい」と意気込んだ。

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