柴咲コウが考える「直虎」主演に選ばれた“理由” 政次ロスも告白

[ 2017年10月1日 10:00 ]

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演する女優の柴咲コウ(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜前8・00)で主人公・井伊直虎を好演している女優の柴咲コウ(36)。昨年9月のクランクインから早くも1年が経過。夢中で走り続けたここまでの道のりを「本当に一瞬でした」と振り返り、菅田将暉(24)演じる虎松(後の井伊直政)ら“新世代”が活躍する終盤への意気込みを語った。

 1月にスタートした自身初の大河も終盤に突入した。柴咲は現在の心境を「もうそんなに経っていたのかという“浦島太郎状態”です」と表現。「家に帰ってもセリフを覚えることと寝ることに集中して、他のことは一切やっていませんでした」と役に没入してきたことを明かし、「無駄なことが少しでもあれば時間の経過を感じることができたと思いますが、本当に一瞬でした。今は面白い台本と出会えてよかったという気持ちです。(物語が)終わってほしくないという思いもありますね」と少し寂しそうに語る。

 「共演者やスタッフに恵まれ、楽しくて仕方ない」という今作。だが、絆を築き上げてきた共演者が退場していくことも大河の“運命”。直虎の幼少期・おとわ時代からともに過ごしてきた小野政次(高橋一生)が、第33回「嫌われ政次の一生」(8月20日放送)で悲劇的な死を迎えた。「一生さんは碁のシーンなどで長くご一緒したので、いなくなるんだと思うと寂しかったですね」と“政次ロス”に襲われたことを明かす。

 政次亡き後、直虎は盗賊団の“かしら”龍雲丸(柳楽優弥)と惹かれ合う。第36回「井伊家最後の日」(9月10日放送)で城主の座を降り一緒に暮らすようになったが、柴咲はこの展開を「すごく自然な流れに感じた」と語る。「かけがえのない人を亡くして弱っている状態の時に支えてくれた存在ですし、直虎は彼の存在に風のような自由さを感じているのだと思います。何物にも縛られず、自由に生きている龍雲丸に惹かれていくことに自然と入り込めましたね」。

 第36回では、事実上の徳川への人質として井伊家嫡男の虎松(寺田心)を松下家の養子に。南渓和尚(小林薫)の説得もあり、これ以上の悲劇を繰り返さないため井伊家の再興を断念するシーンが描かれた。「南渓和尚に“もういい”と諭されるまでは何とか頑張りたかったのではないかと…。選択肢もない、人もいない、どうしようもないという状態になり、そういう選択をするしかなかったのは悔しかったはず。井伊家の人々に報告するときは至って冷静に務めたけれど、やはり寂しい思いはあったのではないかと思います」と苦渋の決断を下した直虎の心中を思いやる。

 幼なじみの死、お家の取り潰しなど困難に直面し続ける直虎。柴咲は自身が今作の主演に選ばれた理由について、こう推測する。「 “頑張らないといけない役”だから私が選ばれたのかなと思っています。私はリーダーシップを取れる人ではないんです。リーダーとしての素質はないけど頑張ってリーダーを務めなければいけない直虎は、私のリアルな性格と合っている。そこは役に生かされているのかなと思います」。

 第38回「井伊を共に去りぬ」(9月24日放送)で、成人した虎松(菅田将暉)が初登場。「(寺田)心君が菅田君になって、“おっきくなっちゃった”みたいな驚きもありましたね」と笑うが、「菅田さんとのシーンは、まだ一緒にお芝居を重ねてない状態でお芝居ができたので、新鮮な気持ちのまま表現することができたと思います」と手応えたっぷりの様子。「なぜ今回この女性が描かれたかというところや、この女性が生きたことによって撒かれた種が次の世代にどう影響を与えたかをしっかりと表現したいです」とラストスパートへ向けて意気込んだ。

 1日に放送される第39回「虎松の野望」で6年ぶりの再会を果たす直虎と虎松。新たな世代の台頭が井伊にどのような変化をもたらすのか注目したい。

続きを表示

「美脚」特集記事

「連続テレビ小説「スカーレット」」特集記事

2017年10月1日のニュース