朝夏まなと サヨナラ公演千秋楽「大階段から見た風景は研ぎ澄まされた、温かい空気が感じられた光景」

[ 2017年9月25日 19:43 ]

ファンに手を振って応える朝夏まなと
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 宝塚歌劇団宙組トップスター朝夏(あさか)まなとのサヨナラ公演「神々の土地/クラシカル ビジュー」が25日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎え、02年の入団以来約15年親しんできた本拠地に別れを告げた。

 「いつだったか男役さんが黒エンビに赤いバラを持ってあいさつされていた写真を見て“私も辞める時は絶対これだ”と心に決めていた」と最後の大階段は、男役の象徴でもある黒エンビで下り立ち、真っ赤なバラの花束を持ってあいさつ。「ありきたりの言葉しか見つけられないのがもどかしいですが、この言葉にすべてをこめて、本当にありがとうございました」と声を張り上げた。

 6度ものカーテンコールでは超満員の客席に投げキッスをして感謝。ファンからは「キャ〜!」と悲鳴にも似た歓声が上がり「皆さんのことを愛しています。最高〜!」と叫び舞台をあとにした。

 終演後も朝夏は晴れやかな表情で「最後の大階段から見た風景は研ぎ澄まされた、でも温かい空気が感じられた光景でした。(涙で)グッときたというよりは、とてもすがすがしい気持ちでした」と振り返った。

 劇場周辺には約6000人ものファンが朝夏の最後の勇姿を見ようと集まり、その中を今度は緑の袴姿でパレード。ファンからは「宙の太陽、まぁ様(朝夏)大好き〜!」と言葉を贈られ両手を振って声援に応えていた。同公演は10月13日から東京宝塚劇場で上演され、朝夏は同公演千秋楽の11月19日で宝塚を退団する。

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2017年9月25日のニュース