藤井聡太四段、棋界の“おじ”小林健二九段と対戦 戦型は角交換型振り飛車

[ 2017年9月20日 11:28 ]

第66期王座戦1次予選で対局に挑む藤井聡太四段(手前左)と小林健二九段(手前右)
Photo By スポニチ

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(15)が20日、大阪・関西将棋会館で小林健二九段(60)との第66期王座戦一次予選の対局に挑んだ。王座戦に参加できるのは今期からで、これで昨年10月にプロデビュー以来、8冠すべての予選参加を果たした。

 小林は、藤井の師匠の杉本昌隆七段(48)の兄弟弟子で、藤井にとっては棋界の“おじ”にあたる存在。8月15日の王位戦予選で初めて対局し、その際は120手で藤井が勝利している。

 午前9時43分、一足先に対局場入りした藤井に遅れること4分、小林が初対局時と同じく勝負服の和服姿で登場。午前10時、先手番となった藤井はいつも通り、お茶を一口すすってから初手を静かに指した。戦型は角交換型振り飛車。

 藤井のプロデビューからの通算成績は40勝6敗、今年度は36勝6敗。小林の通算成績は685勝719敗、今年度は4勝7敗。 

 持ち時間は各5時間。勝敗は本日夕方以降に決する見込み。

 王座戦はタイトルを争う第65期5番勝負が今月初めから行われている。第2局まで、冠ホルダーの羽生善治2冠(46)に挑戦者の中村太地六段(29)が連勝し、タイトル奪取に王手をかけている。

続きを表示

2017年9月20日のニュース