「パリ、テキサス」パルムドール H・D・スタントンさん死去

[ 2017年9月17日 05:30 ]

 映画「パリ、テキサス」などに出演した米俳優ハリー・ディーン・スタントンさんが15日、老衰のためロサンゼルスの病院で死去した。91歳。米映画誌などが報じた。

 26年南部ケンタッキー州生まれ。第2次大戦では海軍に従軍し、沖縄戦に参加した。大学でジャーナリズムを学び、西部カリフォルニア州で演劇界に。渋く個性的な演技で知られ、映画「エイリアン」(79年)では最初に連れ去られる機関士を演じた。ビム・ベンダース監督の映画「パリ、テキサス」(84年)では妻子と離れ放浪する男役で主演し、同作はカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した。

 ほかにも「ストレイト・ストーリー」(99年)「グリーンマイル」(同)など数多くの作品に出演。音楽活動も行っていた。

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2017年9月17日のニュース