三宅弘城主演舞台「鎌塚氏、腹におさめる」シリーズ第4弾で進化と“安定の笑い”

[ 2017年9月13日 12:00 ]

舞台「鎌塚氏、腹におさめる」の1場面(左から三宅弘城、二階堂ふみ)(撮影:柴田和彦)
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 2015年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」の亀助役で知られる俳優の三宅弘城(49)が主演を務める舞台「鎌塚氏、腹におさめる」が残り3公演とラストスパートに入った。

 人気劇作家・演出家の倉持裕氏(44)が作・演出を務め、三宅演じる完璧なる執事・鎌塚アカシが“騒動”に巻き込まれるコメディー。2011年5月に第1弾「鎌塚氏、放り投げる」、12年8月に第2弾「鎌塚氏、すくい上げる」、14年7月に第3弾「鎌塚氏、振り下ろす」を上演。近年、舞台作品のシリーズ4作目が製作されるのは異例で、人気演目となっている。

 第1弾と第3弾はともさかりえ(37)、第2弾は満島ひかり(31)をヒロインに迎え、3年ぶりとなる今回は二階堂ふみ(22)が初参戦。推理小説にのめり込む名家の令嬢・綿小路チタルを演じる。アカシとチタルが屋敷で発生した殺人事件の解決に乗り出す。共演は眞島秀和(40)お笑いトリオ「我が家」の谷田部俊(39)玉置孝匡(45)猫背椿(44)大堀こういち(54)。

 綿小路に出入りする毒舌家・鬼集院ヤサブロウ伯爵(眞島)がなぜか「誉め言葉」を連発する設定に爆笑。脚本・倉持氏の筆が冴え渡り、今回も“安定の笑い”を届ける。アカシとヤサブロウの従者・宇佐スミキチ(玉置)の“ライバル関係”に磨きがかかり、従来の廻り舞台を使わないなど、シリーズの進化ぶりを感じる。大堀は、三宅が所属する人気劇団「ナイロン100℃」の前進「劇団健康」の時代の先輩。久しぶりの共演となる。タイトルが既にオチになっているのもシリーズの特徴。鎌塚氏は、どのように「腹におさめる」のか。

 ◆「鎌塚氏、腹におさめる」公演日程【宮城公演】9月13日(水)=電力ホール【富山公演】9月15日(金)=富山県民会館ホール【静岡公演】9月18日(月・祝)=静岡市清水文化会館マリナート大ホール

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