STU瀧野由美子“天然”キャラが目指す何でもできるアイドル

[ 2017年9月3日 10:45 ]

STU48のメジャーデビューシングルでセンターを務める瀧野由美子
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 瀬戸内7県を活動拠点とするSTU48が来年1月、メジャーデビューする。初シングルのセンターを務めることになったのは、瀧野由美子(19)。オーディション合格からわずか73日で漫画誌の表紙を飾った逸材だ。実は、日ごろ、左右の靴下が違っていても気にしない天然キャラ。「未完の大器」がアイドル界の頂点へと上り詰めていく。

 ――左右の靴下が違う時があるらしいですね!?

 「違う時がある、というか、左右そろってたら“今日はそろってるじゃん!”と言われます(笑い)。今、1人暮らしをしていて、靴下を洗濯した後、とりあえず靴下ボックスに入れるんです。朝、時間がある時はそろえようと思うんですけど、ない時は適当に取って履く生活をしてます」

 ――左右違っても恥ずかしくない?

 「昨年くらいから違っていて、最初の頃は“あっ、違う!”みたいな感じだったんですけど、最近は慣れたというか…。この前は靴が違っていて、夕方、友達に会って言われるまで気づきませんでした。同じ型のスニーカーだったんですけど紺と黒でした」

 ――子供の時からそんな感じ?

 「割と物忘れが激しいというか、すぐ頭から抜けちゃいます。だから、忘れ物も多かったです。周りからもよく“何か言っても、右から左へ受け流すよね”と言われます」

 ――小さなことを気にしない?

 「あんまり気にしないですね」

 ――靴が左右違っていても?

 「履ければいいか、って」

 ――大物ですね!?

 「……(微笑)」

 ――そんなおおらかな性格で、責任の重いセンターを務めるのは大変でしょう?

 「センターに立たせていただいて、しゃべる機会も増えたんですけど、話すことをすぐ忘れちゃうんです。隣にいる岡田奈々さん(STUのキャプテン)が私の分まで覚えていてくれて、私が詰まった時には助けてくれます。ダンスも覚えるのが遅いので、メンバーに助けてもらってます」

 ――実は、広島にある大学(校名などは非公表)の2年生だそうですが、両立は大変でしょう?

 「大学には行かれたり行かれなかったりです。行かれない日は友達がノートを取ってくれて、プリントももらってきてくれて補ってくれます。両立は大変と言われるけど、諦めたくありません。大学にも行かれてアイドル活動もできて人生が2倍楽しい感じがします」

 ――オーディション合格から73日で漫画誌の表紙に抜てきされたことがニュースになりました。

 「普段行ってるコンビニや本屋さんに自分がいっぱいいて、うれしいけれど恥ずかしかったです。私のことやSTUのことを知ってもらえる機会になったと思うので、ありがたかったです」

 ――写真には自信がある?

 「小さい頃からずっと“写真写りが悪い”と言われてたんです。外国に行った時、パスポートの写りが悪すぎて“本当にこれはあなた?”と確認されたこともあります。その写真は写真屋さんで普通に撮ったものだったんですけど、お母さんには“魚眼レンズで撮ったみたい”と言われました。でも、この世界に入ってプロのカメラマンさんに撮っていただく機会が増えて、自分でも“これ、いいんじゃない!?”と思える写真が増えてうれしいです」

 ――センターとして心掛けていることは?

 「いつも笑顔でいることです。私が不安な顔をすると、他のメンバーを不安にさせちゃうので」

 ――どんなセンターになりたい?

 「老若男女、みなさんに愛されるセンターになりたい。他のメンバーがあってこそのセンターだと思うので、メンバーのみんなにも愛されるセンターになりたいです」

 ――どんなアイドルを目指しますか?

 「なんでもできちゃうアイドルを目指します!」

 ◆瀧野 由美子(たきの・ゆみこ)1997年(平9)9月24日生まれの19歳。山口県出身。今年3月19日、STU1期生オーディション最終審査に合格し、5月31日発売の「週刊少年マガジン」の表紙に。最終審査合格から73日での漫画誌表紙抜てきはAKB48グループ、乃木坂46、欅坂46のメンバーで最速。7月8日、メジャーデビューシングルのセンターを務めることが発表された。

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