又吉直樹、ラジオ生放送中に小説執筆!マンボウやしろ氏との斬新企画誕生

[ 2017年8月18日 09:00 ]

生放送中に小説を書き下ろす企画に挑戦するマンボウやしろ氏(左)と又吉直樹(C)NHK―FM
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 元芸人で脚本・演出家のマンボウやしろ氏(41)とお笑い芸人で芥川賞作家のピース又吉直樹(37)が18日放送のNHK―FM「やしろと又吉 ひとりの夜に」(金曜後7・30)で、生放送中に小説を書き下ろす企画に挑戦する。“笑い”“物書き”という共通点を持つMCの2人がトライする斬新な企画はどのようにして生まれたのか。ディレクターの大庭綾子氏に聞いた。

 「人生の頑張り時(どき)」を迎えたアラサー世代に送る“熱いけど暑苦しくないラジオ”というコンセプトで5年前からスタート。芸人だったやしろ氏は脚本・演出家の道へ進み、又吉は15年に芥川賞を受賞。互いを取り巻く環境は変化したが、気の合う2人が今も大切にする番組で、リスナーからも厚い支持を受けている。

◆大庭ディレクター「『物書き』という2人の特性を生かした企画」

――新企画「生放送90分勝負で小説を書く」はどのようにして生まれたのでしょうか?

大庭氏「2013年の放送開始から5年目となる今年。これまでと違う企画を行いたいと思い、芥川賞作家でもある又吉さんと、お笑い芸人をやめ脚本家に転身したやしろさんの『物書き』という特性を生かした企画として『生放送中に作品を作る』という企画を思いつきました。ただ、この番組はディレクターの案だけではなく、又吉さん、やしろさんと話し合って企画を決めています。この案をお二人に打診したら“面白そうだし是非やってみよう!”というお二人のゴーサインが出ました」

「番組では毎年、2人が尊敬するアーティストを1組招き、生演奏をしていただいているのですが、今年は人気バンド『忘れらんねえよ』のボーカル&ギターの柴田隆浩さんをお招きし、2人が執筆する作品のイメージに合う曲をその場で生演奏していただきます。一夜限りの小説に素敵な音楽、ちょっと贅沢な夜をお届けできたらと考えています」

◆又吉さんはずっと変わらず、とても優しくて真面目な方

――番組コンセプトを「アラサー世代」対象に決めた理由を教えてください。

大庭氏「私自身、ラジオが大好きなのですが、アラサー世代をメインターゲットにしたトーク番組が少ないと感じた事がきっかけでした。特にアラサー世代は、結婚や出産をする人も増えるなど、人生の様々な分岐点が訪れる世代。仕事上でも『若手のオトナ』から『経験のあるオトナ』に変化する大切な時期でもあります。この世代こそ、色々な悩みや語りたい事があるのでは?と思いアラサー世代を対象にしました」

――芥川賞作家になる前からお知り合いの又吉さんはどんな方ですか?

大庭氏「ずっと変わらず、とても優しくて真面目な方です。過去5年、企画の打ち合わせには毎回お約束した時間よりも早めに来てくださっています。お待たせしないよう、こちらも早く伺うのですが、半々の確率で又吉さんが先にいらしています。しかも“待っているよー!”という雰囲気を出さずにさりげなく待ってくださっていて、毎回恐縮してます。また、企画打ち合わせやテレビで放送する番宣VTRの撮影時は、たくさんのアイデアを出してくださり、お笑いにしても小説にしても、さすが『物作りをする人』はアイデアが豊富という事を実感しています。ちなみに、今年のお便りテーマ『アラサーからの恋愛・結婚』は、又吉さんのアイデアです。番組開始から5年。当初は『結婚願望』があったにも関わらず、最近はその願望がなくなってしまったという又吉さん。リスナーの皆さんは恋愛や結婚をどう感じているのか、自分自身も参考にしてみたいという事でした」

◆やしろさんは“処女作”「芥川賞作家とは比べないでと(笑い)」

――芸人という肩書を捨て放送作家やラジオパーソナリティーに挑戦するマンボウやしろさんはどんな方ですか?

大庭氏「やしろさんとは、2009年度から鳥取県で放送中の『√るーと(るーとるーと)』というテレビ番組でご一緒して以来、8年のお付き合いになるのですが、とても哲学的な方です。何気ない話題でも“そう来たか!”という角度から話を掘り下げるのがとても上手で、やしろさんと話しをしていると、とても『深い』話を聞いた感じになります。その深い話の中に、元芸人さんらしく『笑いどころ』をまぶしてくるので、とてもラジオに向いている方だと感じています!他局さんになりますが、TOKYO FMで人気番組のパーソナリティーを長く任されているのも納得です。

――今回の「生放送で小説を書く」企画を聞いたときのお二人の反応はいかがでしたか?企画を聞いた後のお二人の意気込みを教えてください。

大庭氏「お二人とも“とても楽しそうだしやってみよう!”という反応でした。又吉さんは以前、ご自身のライブで似たような企画をした事があるとのこと。ただ、その時は400字を書くのに7分20秒かかってしまったそうです。今回はどのくらい書けるのかどうかと気にされていました。やしろさんは、脚本家としては活動しているものの『小説』を書くのは初めてなので、今回がいわゆる『処女作』になりますが“くれぐれも芥川賞作家とは比べないでほしい(笑)”と言っていました。今回の企画は何と言っても、リスナーから寄せられる『小説のテーマ』が肝になります。みなさんがどんなテーマを寄せてくださるのか、お二人ともとても楽しみにしていましたので、奮ってご応募ください」

<MCの2人が決めた小説を書く際のルール> 小説を書く時間は「7分間」。リスナーから小説のテーマを募集、どのテーマにするか生放送中に決め、そのテーマに沿って7分間で原稿用紙1枚(400字)ほどの作品を執筆する。小説を書く間はトークが中断するため「小説を書くのに最低限の時間・文字数」として執筆時間と文字数が決定した。

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