「ベルトクイズQ&Q」押阪忍アナ「ひよっこ」で朝ドラ初出演!クイズ司会者役に白羽

[ 2017年8月14日 08:15 ]

連続テレビ小説「ひよっこ」の第116話(15日放送)にクイズ番組の司会役で出演する押阪忍アナウンサー(C)NHK
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 TBSの視聴者参加型クイズ番組「ベルトクイズQ&Q」(1969〜80年)の司会などで知られる押阪忍アナウンサー(82)がNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(月〜土曜前8・00)の第116話(15日放送)にクイズ番組の司会役で出演することが14日、分かった。2時間ドラマや映画出演歴はあるが、朝ドラは初。当初はオファーに迷ったものの、押阪アナは「役者の1人というよりは、司会者として回答者の方を引っ張っていかなければならないという仕事魂が湧きました」と収録に挑んだ。

 第116話は、ヒロイン・みね子(有村架純)の向島電機時代の仲間・豊子(藤野涼子)がクイズ番組に出場。押阪アナは、その番組の司会者を演じる。制作側が「今回、『ベルトクイズQ&Q』を拝見して視聴者との絶妙な掛け合いが素晴らしいと思いました。劇中のクイズ番組でも、このライブ感を表現したいと考え、押阪さんにお願いしました」と白羽の矢を立てた。

 オファーを受けた押阪アナは「お話を頂いて、最初はかなり躊躇しました。当時は珍しかった視聴者参加型の番組で、一般の方と楽しく10年続けさせていただきましたが、放送されていたのは民放でしたから『なんで?NHKさんが私を?』と不思議に思いました」と感想。

 それでも「役者の1人というよりは、司会者として回答者の方を引っ張っていかなければならないという仕事魂が湧きました」と挑戦を決意。「NHKの番組などにもゲストで出させていただいていましたが、クイズの司会をするのは久々でした。『ベルトクイズQ&Q』をご存じの方々は、私の声や雰囲気で『あ、出たかった番組だ』と懐かしんでくださるのではないかと思います。画面を見たら『ああ、押阪さん、歳取ったな』と、昔の若い時とオーバーラップしていただけるかもしれません」と視聴者の反応を楽しみにしている。

 1958年(昭33)、日本教育テレビ(現テレビ朝日)にアナウンサーとして入社。71年に退社した後は「ベルトクイズQ&Q」をはじめ、日本テレビ「特ダネ登場!?」やフジテレビ「プロ野球ニュース」など数々の番組で活躍した。

 今年6月に亡くなった女優の野際陽子さん(享年81)とは同期。野際さんも58年、NHKにアナウンサーとして入局した。押阪アナは「テレビ朝日の出身ではありますが、昭和33年に“預かり”という形で、NHKで教育を受けました。野際さんや秋山和平君(元NHKアナウンサー)は同期です。その頃に思いを馳せ、収録当日はワクワクしながらNHKに入りました。控え室での待ち時間にもスタジオ前を色々な方が通られて、楽しい1日でした」と満喫。「同時に、野際さんのことを思い出しました。大学(立教大学)も一緒で、親しかったものですから」と感慨深げで「良い思い出を頂けて、ありがたいと思っています」と朝ドラ出演に感謝した。

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2017年8月14日のニュース