藤井四段が斬新企画に挑戦「若手VSトップ棋士」団体戦、勝負したい相手指名して対局

[ 2017年7月24日 15:45 ]

トップ棋士との対局を「楽しみです」と語る藤井聡太四段(C)AbemaTV
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 24日の対局で15歳初勝利を挙げた史上最年少棋士・藤井聡太四段(15)が斬新企画に挑戦することが同日分かった。インターネットテレビ局「AbemaTV」の将棋チャンネルで9月に放送する「若手VSトップ棋士 魂の七番勝負」で、藤井四段ら23歳以下の注目若手棋士7人が、自ら対局したいトップ棋士を指名して対局する。

 「藤井聡太四段 炎の七番勝負」に続くオリジナル番組第2弾で、チーム対抗戦七番勝負。藤井四段が公式戦初黒星を喫した佐々木勇気六段(22歳)も参戦し、永世名人の資格を持つ森内俊之九段(46)らトップ棋士と激戦を繰り広げる。

 今回の企画に対して藤井四段は「トップ棋士の先生に教えていただけるこの企画を嬉しく思います。終盤がおもしろい熱戦となるよう全力で挑みたい」と心待ちにしている様子。また、世代間の対決に対しては「トップでずっと戦ってきた先生たちに教えてもらえる機会は中々なかったので、羽生世代と言われている40代の先生との対局を団体戦でできることが楽しみです。」と語った。今年2月に開設した将棋チャンネルは「竜王戦決勝トーナメント 佐々木勇気六段 対 藤井聡太四段」でAbemaTV歴代2位となる1242・5万視聴を記録するなど人気コンテンツになっている。

 藤井四段はこの日、関西将棋会館で行われた棋聖戦の1次予選1回戦で、西川慶二七段(55)と対局。113手で15歳初勝利を挙げ、同日の阪口悟五段(38)との2回戦に駒を進めた。

【「若手VSトップ棋士 魂の七番勝負」出演棋士】

<若手チーム>青嶋未来五段(22)、佐々木勇気六段(22歳)、近藤誠也五段(20歳)、八代弥六段(23歳)、増田康弘四段(19歳)、佐々木大地四段(22歳)、藤井聡太四段(15歳)

<トップ棋士チーム>森内俊之九段(46歳)、三浦弘行九段(43歳)、藤井猛九段(46歳)、屋敷伸之九段(45歳)、郷田真隆九段(46歳)、木村一基九段(44歳)、行方尚史八段(43歳)

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