渡辺謙タジタジ不倫謝罪会見 リポーター猛追及に「隙だらけ」

[ 2017年7月16日 05:30 ]

険しい表情で質問に答える渡辺謙(中央)
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 3月に週刊文春で元ホステスの女性との不倫疑惑が報じられた俳優の渡辺謙(57)が15日、都内で会見し「記事はおおむね事実」と認め謝罪した。“世界のケン・ワタナベ”も女性リポーター陣から脇の甘さを追及され、「隙だらけなんでしょうね」とタジタジ。妻で女優の南果歩(53)にも謝罪したが、結婚生活はいばらの道が待っている。

 渡辺は、テレビカメラ16台、報道陣120人が集まり熱気に包まれた会見場に、神妙な面持ちで現れた。不倫報道以来、初めての公の場。グレーのスーツ姿で頭を下げ、「記事に関してはおおむね事実です。私の軽率なふがいない行動で、ご心配、ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と謝罪した。

 同誌によると、2013年に仕事で大阪に滞在中に女性と知り合い、翌年交際に発展。3年以上関係が続いたと報じられたが、「ずっと続いていたわけではなく、アメリカでも仕事をしていた。僕の中で決断がつかずになんとなく続いてしまった」と釈明。女性とは報道後に話し合い、「(関係を)解消しました」と明言した。

 南には誠心誠意謝ったといい「苦しい、悲しい思いをさせてしまった」と反省。昨年3月に乳がん手術を受けた妻の闘病中の裏切り行為に「申し訳なかった」とうなだれた。

 南は報道後も仕事については「あなたが積み重ねてきたものが消えるわけではないから頑張って」と応援してくれているといい、「ありがたい」と感謝。離婚話が出ていないかという質問には「現在では」と話すにとどめ、夫婦仲の修復については「丁寧に時間をかけながら軌道修正しなければいけない」と硬い表情で話した。

 約30分間の会見が終盤に差しかかっても、ぐるりと取り囲んだ女性リポーター陣の追及は緩まず、矢継ぎ早の質問に“ラスト・サムライ”は針のむしろ状態。「結婚生活で浮気がばれたのは今回だけ?」と確認され、「今回だけです」と恐縮しきり。妻や世間にばれることを考えずに女性と交際を続けたことを「世界のケン・ワタナベも普通の男性と同じだと思った」と指摘されると「おっしゃるとおり」と苦笑いした。

 さらに、「男の人はバレないと思って浮気してしまうんですか?」と追及が続くと、「どうしてここは女の人ばかりなんですか。お答えしにくい」とタジタジ。「隙があった」と突っ込まれ、「隙だらけなんでしょうね」と笑うしかなかった。

 不倫スキャンダルがあっても、ハリウッド大作など複数の出演作が控える。「こんな男ですが、もう一度自分を見つめ直して前に進んでいきたい」と再起を誓った。

 ◆渡辺の不倫疑惑 3月に週刊文春が報じたもので、今年2月に渡辺が映画の撮影で滞在していたニューヨークのマンハッタンで女性と手をつないで歩く姿をキャッチ。自撮りしたとみられるツーショット写真も複数掲載した。相手は30代の元ホステスで、20代前半の時に女性ファッション誌の読者モデルとして活動していた清楚(せいそ)系美女。13年夏に女性が働いていた大阪・北新地の老舗高級クラブを渡辺が客として訪れ、知り合ったという。

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2017年7月16日のニュース