都議選特番 テレ東“池上無双”7・6%、フジは12・2%

[ 2017年7月3日 09:57 ]

池上彰氏
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 2日に投開票された東京都議選の速報特番で、ジャーナリストの池上彰氏(66)がメインキャスターを務めたテレビ東京「池上彰の都議選ライブ 1部」(後7・54〜10・24)の平均視聴率が7・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが3日、分かった。

 NHK「東京都議会議員選挙 開票速報」(後7・58〜8・15)は18・8%、フジテレビ「Mr.サンデー超拡大スペシャル」第1部(後7・00〜10・00)は9・7%、第2部(後10・00〜11・09)は12・2%。

 池上氏によるテレ東の選挙特番は、大物政治家がムキになるような鋭く切れ込む質問が人気を集め“池上無双”と反響を呼んできたが、都議選を扱ったのは初。また、都議選をゴールデンタイムにテレ東系6局全国ネットで生放送したのも同局史上初となった。

 池上氏は午後8時13分、都民ファーストの会選挙本部と中継を結び、小池百合子都知事に質問。「結果が出た最初、敢えてですか、笑顔を全く見せませんでしたね?どういうことでしょう?」「それにしても今回、都民ファーストの会の候補者の演説を聞いていると、演説がまともにできないんじゃないか。こんな状態でいいのかな、随分ひ弱だなという見ていて、こちらが心配になってしまうような候補が多い印象を受けましたが、いかがですか?」「小池チルドレンが大量に生まれてしまって、この後、本当に都議会やっていけるんだろうかと心配している方が大勢いると思うんですが、どうですか?」「小池都知事に育てられた都議会議員が、果たして都政をチェックできるか?」などと鋭く斬り込み、約6分、バトルを繰り広げた。

 テレ東の選挙特番は「池上彰の○○選ライブ」として定着。2010年の参院選、12年の衆院選、13年の参院選、14年の都知事選、14年の衆院選、16年の参院選、16年の都知事選を放送。視聴率は13年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選と民放1位。“3連覇”を成し遂げている。

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2017年7月3日のニュース