ジョニー・デップ、大統領殺害ほのめかす?ジョーク謝罪「悪趣味だった」

[ 2017年6月24日 07:49 ]

 米人気俳優ジョニー・デップ(54)は22日に英南部で開かれた音楽イベントで、トランプ米大統領について「俳優が大統領を最後に殺したのはいつだっけ?」と殺害をほのめかすような冗談を述べたが、23日に「悪趣味だった」と謝罪した。欧米メディアが報じた。

 デップのジョークは、1865年にリンカーン大統領が俳優ジョン・ブースに暗殺された史実を踏まえたもの。デップはこのジョークの前に、観客に「トランプをここに連れて来られるか」などと呼び掛けた。

 デップは米芸能誌ピープルに「悪意はなかった。楽しませようとしただけで、誰かを傷つける意図はなかった」とのコメントを寄せた。

 トランプ氏を巡っては、コメディアンのキャシー・グリフィンが、トランプ氏の切断された頭部を模した人形を手にした動画を公開し、番組の司会降板に追い込まれたほか、ニューヨークの舞台「ジュリアス・シーザー」で、トランプ氏に似たシーザー役が暗殺される場面が行き過ぎだとして、スポンサー企業が資金提供を中止した。

 スパイサー大統領報道官は23日「ジュリアス・シーザーの件であれ、ジョニー・デップ氏のコメントであれ、困惑させられる。暴力はどんな形であれ非難するべきだと大統領は明確にしてきた」と述べた。(共同)

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2017年6月24日のニュース