「キング・カズのように」19位の1期生・峯岸みなみの挑戦は続く

[ 2017年6月18日 10:30 ]

第9回AKB48選抜総選挙 ( 2017年6月17日    沖縄県内 )

スピーチする峯岸みなみ
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 【記者の目】史上初の「無観客」開票は例年の景色を一変させた。指原の3連覇も渡辺の卒業発表もどよめきは起きなかった。ファンの大歓声でスピーチが消されることもない。客席に座ったメンバーとスタッフの拍手がよく聞こえた。

 いつもとは違う雰囲気の中で、いつもと変わらないメンバーもいた。「最後の1期生」峯岸みなみ(24)だ。昨年17位で今回は19位で順位を落とした。自分の前にスピーチした須藤凜々花が衝撃の結婚発表。その直後に「何を言っても記事にならない」と切り返して、動揺するメンバーを笑わせた。経験がものを言った瞬間に見えた。

 2013年1月の恋愛スキャンダルで研究生に降格、丸刈りになった騒動によって人気が急降下。21人在籍した同期は自身以外はもういない。「アイドル史上、ここまで恥をさらしたメンバーはいなかった」と振り返る。だからこそ唯一の1期生として、AKBの象徴である総選挙で戦い続ける意味は理解できる。

 不出馬という選択肢もある。けれども峯岸は「来年は選抜に入りたい」と壇上で参加を表明した。実は周囲に「キング・カズのようになりたい」と明かしている。50歳になった今も現役を続ける三浦知良選手のように存在感を放っていってほしい。

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2017年6月18日のニュース