橋爪功困惑「分からない」 息子・遼容疑者、覚醒剤所持逮捕

[ 2017年6月4日 05:30 ]

覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された橋爪遼容疑者
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 覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、俳優橋爪功(75)の息子で俳優の遼容疑者(30)が3日までに、警視庁築地署に現行犯逮捕された。

 逮捕容疑は2日午後9時半ごろ、埼玉県内で覚醒剤を所持した疑い。捜査関係者によると、使用場所とみられる現場に踏み込まれ、捜査員に「この粉末は何だ?」と聞かれると「覚醒剤です」と答えたという。同署が詳しい経緯を調べている。

 遼容疑者の所属事務所は「芸能界と違法薬物の決別が声高に叫ばれる中、違法薬物を所持していたということは決して許すことができない」として3日付で解雇処分にした。2012年には週刊文春が薬物疑惑を報じていた。

 功は3日、都内の自宅でインターホン越しに報道陣に対応。「さっぱり分からない状況。何をどう言っていいか分からない。申し訳ない。びっくりしました」と困惑している様子。遼容疑者と同居しているとみられ、最後に会ったのは2日ほど前の朝だと説明。「最近変わった様子は?」の質問には「特にない。仕事をやってましたから」と話した。

 遼容疑者は現在、テレビ朝日の連続ドラマ「やすらぎの郷」(月〜金曜後0・30)に出演中。ドラマ関係者はスポニチ本紙の取材に「1週間ほど前に“どうも薬物を使っているのではないか”という話を聞いた」と明かした。

 遼容疑者は16歳の時、功が静岡・伊豆で行っている野外劇「菜の花舞台」を観劇したのがきっかけで「自分も役者として輝きたい」と父と同じ道に進んだ。デビューは05年。親子で仕事の話は一切しないといい、遼容疑者は父を「雲の上の存在」と尊敬していた。

 昨年9月にはテレビ東京のドラマ「模倣犯」にそろって出演。遼容疑者が役者として成長していく姿がうれしかったようで、功の事務所関係者は「逮捕の一報を伝えたら“何を言ってるんだ”と怒られました」と、青天の霹靂(へきれき)だったようだ。かなり動揺しているといい「橋爪はただただ驚いています。息子さん本人と会ってからではないとコメントしようがないと思います」と代弁した。

 ◆橋爪 遼(はしづめ・りょう)1986年(昭61)11月21日、東京都生まれ。05年公開の映画「恋は五・七・五!」でデビュー。08年「うん、何?」で初主演。主な出演作は映画「男たちの大和 YAMATO」(05年)、「クローズZERO」(07年)、「クローズZERO 2」(09年)、ドラマ「のだめ カンタービレ」(フジ)、「八重の桜」(NHK)など。1メートル68、血液型O。

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