大腸がん 近年増加傾向 今井雅之さん、坂口良子さんら患う

[ 2017年6月3日 10:10 ]

財津和夫 大腸がん公表

 大腸がんは消化物が腸内を通る際に、過剰に分泌された胆汁が発がん性物質を発生させることなどが原因でできる。近年、増加傾向にあり、国立がん研究センターの2014年部位別のがん罹患(りかん)率では、男性では肺と胃に次いで3番目に多く、女性は最も多い。

 芸能人では、俳優の今井雅之さん、女優の坂口良子さんが大腸がんを患っていた。漫画家の藤子不二雄A氏(83)は13年3月に切除手術を受け、その後復帰している。

 早期発見については、多くの病院で便潜血検査が採用されている。便に血液が含まれていないかを調べ、血液が確認できた場合、内視鏡検査を行う。普段の生活の中での予防としては、便通をよくすることが効果的で食物繊維や乳酸菌の摂取が挙げられる。食物繊維が多いものではリンゴが、乳酸菌が多いものとしては発酵食品が良いとされている。

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