14歳藤井四段が20連勝!歴代6位タイ浮上 千日手指し直しの熱戦制す

[ 2017年6月2日 20:30 ]

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が2日、大阪市の関西将棋会館で指された第43期棋王戦予選決勝で澤田真吾六段(25)に155手で勝利。自身の持つプロ公式戦デビュー後の連勝記録を20に更新するとともに、歴代の連勝記録で、有吉道夫九段(81)に並び6位に浮上した。

 今期無敗で、王位戦の挑戦者決定戦に駒を進めている若手実力者との対戦。午前10時から始まった対局は午前11時28分、千日手になったが、休憩を挟んで始まった指し直し局では、難しい局面が続いたものの、午後8時27分、持ち前の鋭い攻めをつないで相手の粘りを制し、棋王戦の挑戦者決定トーナメントに進出した。

 昨年12月のプロデビュー戦で現役最高齢の加藤一二三・九段(77)を破って以来、快進撃を続ける藤井。連勝記録を節目の「20」の大台に乗せた。

 次戦は7日の「上州YAMADAチャレンジ杯」で、都成竜馬四段(27)と対戦。同トーナメントは持ち時間各20分の早指し棋戦で、勝ち進めば同日に3回戦まで行われ、連勝を伸ばせば歴代3位で並ぶ羽生善治3冠らの22連勝をも上回ることになる。なお、連勝記録の歴代1位は神谷広志八段(56)が1987年、五段時代に達成した28連勝。

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2017年6月2日のニュース