吉田羊、絵画展のナビ就任も「絵心0点」 自ら描いた「怖い絵」披露

[ 2017年5月30日 13:05 ]

「怖い絵展」のナビゲーターを務める吉田羊は発表会で自作の絵を初披露
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 女優の吉田羊(年齢非公表)が、「怖い絵展」(10月7日〜12月17日、東京・上野の森美術館ほか)のナビゲーターと音声ガイドを務めることになり30日、都内のホテルで行われた記者発表に出席した。

 作家でドイツ文学者の中野京子さんのベストセラー「怖い絵」シリーズで紹介された世界各国から招集。吉田は、「絵画好きというイメージは全くなく、正しい絵の見方も分からなかったのですが、中野さんの本を読んで知識を得ることで絵の違った顔や解釈の可能性が広がった」とオファーを受諾したという。

 オススメは、初来日となるドロワーシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」やウォーターハウスの「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」などだそうで、「見るからに怖いけれど、その奥にもうひとつの怖さがにじみ出てくる二重構造なんです」と解説。自身の奥に隠された怖さについては、「実は意地悪なんです。道を歩いていて、人とぶつかりそうになった時、ごめんなさいと言って表面は感じ良く譲るけれど、心の中で舌打ちしています」と明かした。

 「絵心は0点」と言いながらも、自身で描いた「怖い絵」も初披露。店頭で自身と店員が向き合っている構図で、「洋服屋さんの店員さんのうたい文句に弱い。“最後の1点なんです”と言われると買いますと言ってしまう、自分の弱さが怖い」と照れた。

 音声ガイドはこれから収録する予定で、「怖さがしっかりと伝わるようにしたい。題材を与えられてキャラクターのプロフィルを想像するアプローチは役者に通じるものがある。俳優の方にも足を運んでいただきたい」と抱負。聞かせたい同業者を問われると、「今、三谷幸喜さんの舞台の稽古をしているんですけれど、共演している大泉洋さん。私と同じで、人の話をあまり聞いていないところがあるので」と話していた。

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2017年5月30日のニュース